2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴミ箱を空にする

出向して6年間務めた会社の最終出社日。 いまのビルに移ってからは3年弱になる。 出生の地が近く、生後6年ほど暮らした土地だったので およそ半世紀過ぎても感覚的になじむのが面白かった。 仕事の引継ぎをすべて済ませ、 不要になった書類、データを破棄す…

息切れしない姿勢と方法

ただちに被災地に行ってボランティアができる訳ではない。 いまの自分の目の前の仕事をしっかりやって 復興のために増額されるであろう税金をきちんと納めたり、 ここぞというところにピンポイントでお金を送ることを続けるのも 支援ではないかと僕は思う。 …

意志を持ち、選択する木の葉

4月1日付で出向元に帰任することが決まった。 いまの会社に6年、その前の会社(場所は出向元と同じ)に半年。 のべ6年半の出向期間を終えての帰任である。 引継ぎ、荷物・データ整理でそれなりにあわただしいが、 いまは日本全体が困難に直面している時代であ…

雲の中の笑顔

白い雲の中に笑顔を見つけました。

塩分を塩昆布から取るメニュー

レタスとスナックエンドウをゴマ油で軽く炒めて 仕上げに塩胡椒の代わりに塩昆布を使う。 ランチの一品に作ってみた。 僕が行く居酒屋でも近頃はトマトとモッツァレラの塩昆布和え、 塩昆布野菜いためなどのメニューを置く店がある。 ある店のご主人曰く、 …

ほうれん草を育ててみよう

秘湯会の畑でほうれん草を育てようと思い立ち、 たい肥、腐葉土の他に苦土石灰を土に入れた、 苦土は酸化マグネシウム。 土を酸性からアルカリ性に変えて ほうれん草が育つ環境を整える。 これで一週間から10日すれば土がこなれ 種を蒔くことができる。 今年…

国際共同作業と英語リテラシー

被災地、原子力発電所事故現場に 世界各国からスタッフ、ボランティアのみなさんが来てくれている。 こうした協力体制は心強いのだが僕にはひとつ気がかりがある。 ほとんど報道されていないことだ。 それは言葉の問題、世界共通語になっている英語の問題で…

トラオの永いパトロール

僕が仲良くしていた近所猫トラオが 「永いパトロール」に出ていたことを知った。 以下は飼い主Tさんが家の前に掲示した文章である。 トラオちゃんを可愛がって下さった 皆様へ 御礼とご報告 三月一日の朝、いつものように朝ご飯を食べ いつものようにパトロ…

春分も過ぎて、雪

きょうは社外取締役のみなさんをお招きしての定例会議。 時間のない方たちばかりなので会議終了後は弁当昼食です。 お向かいのS寿司で折詰にしてもらったんですね。 会議に陪席する僕たちもお相伴に預かります。 あまりに豪華版なので、 いただく前にこっそ…

身近に植物を置こう

オフィスの片隅に植物を置くだけで ちょっと気持ちがなごみます。 僕は空になったシングルモルトウィスキーの瓶を二本、 花瓶代わりに使ってます。

語学講座が始まる春

毎年この時期になるとワクワクすることがひとつある。 NHK語学講座の新開講のテキストブックが発売になるのだ。 あれもこれも手を出すのではなく 自分のベースキャンプをまず決めることが肝心だ。 僕の場合は杉田敏先生の「実践ビジネス英語」と、 毎期先生…

がんばれ、日本。がんばれ、東北。

大地震から二日後、3月13日に英国Independent紙が 「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」のメッセージを 日の丸デザインとともに日本語で掲載した。 がんばれ、日本。がんばれ、東北。 Don't give up, Japan. Don't give up, Tohoku. その事実を知ったとき、…

畑仕事で遊ぶ

三連休初日。よく晴れた。 花粉は怖いが午後から畑仕事で遊ぶ。 先週園芸市で買ってきた苗を移植するのだ。 絹さやを中心にパセリ、バジル、イタリアンパセリのハーブ類。 つるを巻き付けられるように支柱を立て網をはった。 種から自前で育ててきた絹さやの…

危機意識と平常心

無論必要もあるのだが、 家にいても会社にいても一日中震災と原子力発電所のニュースばかり 見たり聴いたりしていると頭がヘンになりそうだ。 目を背いてはならない現実であることは確かだが、 それだけが現実でもなく、日々の暮らしではない。 危機意識とと…

なんだか眠い日々

往きの電車はラッシュ時のダイヤがほぼ復旧していて たいした混雑もなかった。 地震、徒歩帰宅、原子力発電所事故、計画停電、余震と続いて、 普段とは異なる緊張感で過ごしているせいか、 どうも芯の疲れが抜けない。みんな、そうだろう。 会社の同僚Sさん…

被災関連情報を得るために 2

同居人のブログ「もるとゆらじお」から 被災者や関係者のみなさんの参考に少しでもなるかもしれない情報を リンクしておきます。 ●●● 自治体の災害対策HPリンク 忙しい、つまり被害の大きい自治体は 公共のサイトも情報が少ないですが まずはここから見るべ…

人間相手ではない戦争

これは戦争であると思った。 日本は66年間、戦争をしてこなかった。 先週金曜から地震、津波、原子力発電所の事故が続き、 1万人以上の死者・行方不明者と40万人以上の避難者が出た。 放射性物質の拡散による空気、水、土の汚染も心配だ。 電気の不足は都市…

大地震後、初出勤

さて大地震後、週末を経て 学校も会社もきょうが初日。 計画停電も伝えられ、交通の混乱が予想できる。 最寄りのC駅では入場制限をしていて既に行列。 しばらく待ってホームに入ると、中はさほど混乱はない。 駅員のみなさんたちがきちんと乗客の流れを制御…

被災関連情報を得るために 1

同居人がブログ「もるとゆらじお」に 以下の情報をまとめました(2011年3月13日)。 どなたかの役に立つ可能性があるので 以下転載します。 ●●● 少しは役に立つ記事を書きます。 1、 首相官邸のHPに災害特設ページができています。 現在、原子力発電所の避難…

園芸市に出かける

世田谷公園で開催中の園芸市に出かける。 前日の東日本巨大地震の影響が心理に働いているのか、 人手はまばらで商いは低調だと顔見知りの山野草屋主人が言う。 秘湯会の春の畑のために、絹さや、スナックエンドウ、パセリ、 ルッコラ、イタリアンパセリ(香…

東日本巨大地震、発生

地震の影響で電車がすべて止まり、 道路も大渋滞。バスは満員、タクシーは拾えない。 帰れる人から帰るようにとの会社の指示があり、 留守番の猫が心配で、18時定時に退社した。 家まで4時間。 徒歩で家まで帰ったのは社会人生活33年で無論初めてだ。 大勢の…

亀とおばあちゃん

地味なんだけど気になる店ってありますね。 昨日は天気もよかったので少々歩いてランチに出かけました。 どうです、なんか地味でしょ(お店の方、ごめんなさい)? 揚げ物や焼き魚のランチを出す店「錦」。 メンチカツとコロッケの定食を注文、サービスで冷…

小説の値段

第144回芥川賞 西村賢太『苦役列車』(新潮社)全文掲載 1,260円 朝吹真理子『きことわ』(新潮社)全文掲載 1,260円 「文藝春秋」3月特別号(文藝春秋) 860円 第144回直木賞 道尾秀介『月と蟹』(文藝春秋)第一章のみ掲載 1,470円 木内昇『漂砂のうたう』…

雨あがりの朝の庭

ブーランジェリー「puku-gari」開店

僕が珈琲豆を買いに行く「モカジャバ」の並びに パン屋さん「puku-gari」が3月1日開店しました。 我が町にはうまいパン屋が既にそこここにあるのですが、 それでもこうして新しい店がオープンするのは愉しい。 「puku-gari」も「モカジャバ」と同じく個人店…

鶴見俊輔『思い出袋』(2010)

名前も知っているし、原稿を読んだこともある。 けれども、自分にとっての読み時があると言うのか、 突然、その人の文章が身体に沁み込んでくる感覚がある。 鶴見俊輔『思い出袋』を読む。 岩波の雑誌「図書」に著者80歳の時から 7年かけた連載をまとめた新…

西山太吉『沖縄密約ー「情報犯罪」と日米同盟』(2007)

西山太吉『沖縄密約ー「情報犯罪」と日米同盟』を読む。 読んでいくうちに1972年の西山事件と2010年の一色事件の 共通性に気づく。いずれも国家公務員法違反容疑に問われた。 沖縄密約―「情報犯罪」と日米同盟 (岩波新書)作者: 西山太吉出版社/メーカー: 岩…

風が伝える、春の近さを

風は冷たいけれど、シャキッと身が引き締まる。 この感じ、春が近いですね。 (新顔のスミレ。これから植えます) (シジュウカラが食べに来る落花生) 同居人が世話をしている小さな庭でも 山野草がつぼみをふくらませ、花をつけ始めました。 その姿、なん…

ひなまつりの雲

ひなまつりの雲。 よく晴れたけれど寒かったですね。 帰りに四ッ谷「鈴傳」に寄ったけれど、珍しく空いていた。 「寒すぎるとみんな家に帰っちゃうのかな」 角打ちで働くおばさんのひとりがポツリ一言。 こんな夜は湯煎器でつけてもらう燗がおいしいですね。…

一色正春『何かのために sengoku38の告白』(2011)

真実というものは事実に複数の角度からアプローチしないと なかなか見えてはこないものである。 世に情報はあふれているが、選り分けてみると一次情報は案外少ない。 憶測、カット&ペースト、はたまた限りなく「ねつ造」に近い情報。 自分の頭で考え、判断…