意志を持ち、選択する木の葉


4月1日付で出向元に帰任することが決まった。
いまの会社に6年、その前の会社(場所は出向元と同じ)に半年。
のべ6年半の出向期間を終えての帰任である。
引継ぎ、荷物・データ整理でそれなりにあわただしいが、
いまは日本全体が困難に直面している時代である。
個人のそんなあわただしさは誤差のようなものだ。



この二年弱、10回のセミナーを企画実施した
「アイデア・ラボ」のメンバー5人が送別ランチを催してくれた。
心落ち着かぬ時期に、仲間たちのこうした気配りは有難い。
学ぶ場、発見する場を創造し継続していくのは
他人がはたで見ているほどたやすいことではない。



しかし、そうした場を持たなければ、
日々のわずらわしさに流され、漂流するだけの木の葉になる。
先が見えないとみなが思う時代にこそ、
学ぶ場を率先して作り発見し実行し
希望を現実にする勇気を持つことはなにものにも代え難い。
時代の波に翻弄されるかに見える木の葉にも
意志があり、選択する力があることを思い出すのだ。