2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

井野朋也『新宿駅最後の小さなお店ベルク』(2008)

井野朋也『新宿駅最後の小さなお店ベルク』(2008)を読む。 副題に「個人店が生き残るには?」とある。 橋本健二先生のブログ「居酒屋考現学」で ベルクのことを読み、興味を持った。 本書も発売後、書店で平積みになっていた記憶がある。 そのときはパラパラ…

鶏と畑

昨日は関東地方に台風が接近していたため、 ガハハのおじさんちの鶏たちも小屋に入れられていた。 (ロン毛のリーダー。 人間ならJ事務所にスカウトされていたかも) この集団にはロン毛のリーダーがいてご近所のファンがついている。 通勤通学途上に一目眺…

ゴールドラッシュ

昨日に続いて、ad tech: tokyo二日目に出席する。 インタラクティブを中心とした広告会議である。 海外からも大勢ゲストスピーカーを招待している。 今年は7,000人の参加者というから 一時期のカンヌ国際広告祭の規模である。 金の匂いがするところに人は集…

雨降りが楽しくなる靴

こどもの頃、雨降りが楽しかったのは 実は長靴をはけたことが影響していたんじゃないか。 ♪ピチピチ、チャプチャプ、ランランラン、ってね。 大人になっても足下がしっかりすると、 雨が降っても歩いていて楽しい。 ネットであれこれ探して、 アシックスFiel…

休肝日の友、うれしからずや

お酒を飲まない休肝日は スッパリ休んじゃえばいいんですけど、 なんだかちょっとさみしい。 酒飲みは意地汚いもんです。 うれしいことに この頃次々と発売されたノンアルコールビールは 昔の製品と違ってなかなかおいしい。 それなりに愉しめる。 僕のお気…

立ち飲み、ほろ酔い、酒場浴

お酒を飲んでいてほろ酔いの状態が一番愉しいなぁ と思いながらもついつい飲み過ぎてしまうのが常でした。 この頃、立ち飲みにこり始めて、こんな文章に出会いました。 ひとり呑み-大衆酒場の楽しみ作者: 浜田信郎出版社/メーカー: WAVE出版発売日: 2008/07/…

秋の法隆寺、夕暮れ時を

法隆寺に住む知人が 今年も柿を送ってくれました。 さわやかな甘みのある柿です。 柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺 いつもこの俳句を思い出します。 法隆寺界隈の夕暮れ時を ひとりふらふらと散歩しているような、 そんな気分を味わいたくなって。

小鍋立てに「獺祭(だっさい)」温め酒

秋らしいひんやりした空気がなんとも気持ちいい。 昨日は同居人が出汁をたっぷり引いておでんを作りました。 三大主役の大根、こんにゃく(と白滝)、卵は最初に煮始めます。 それ以外のネタを仕入れるのは僕の役目で、 駅前のスーパーマーケットS屋で吟味し…

斉藤兆史「読む聴くわかる!英文学の名作名場面」

10月から始まった2010年度後期のNHK語学講座。 不況を反映してか再放送が増え、新作は減りました。 番組制作費もコスト削減なんですね。 新作では斉藤兆史講師「3ヶ月トピック英会話 読む聴くわかる!英文学の名作名場面」(テレビ)が面白い。 と言っても僕…

新宿で「ベルク(Berg)」に寄ってみた

午前中は免許証の更新でS警察署へ。 5年が過ぎるのもなんだか早いもんですねぇ。 手続きを終えて、昼食は前から気になっていた 新宿「ベルク(Berg)」に寄ることにしました。 新宿は新宿でも東口にあるんですね。少し探しました。 Bergはドイツ語で山とか丘の…

山吹町で湯上がりホッピー

さて、今宵はメトロに乗って江戸川橋へ。 松の湯にやってきました。 入り口の看板には「ザ. 銭湯」とあります。 「ザ」と付ける心意気がいいじゃありませんか。 松の湯、松ノ湯、松乃湯。 字は違っていてもこの名前、あちこちの土地にありますね。 僕ももう…

牛すじドミグラオムライス

4月から昼のオムライスを始めたとお店の人が言うから、 かれこれ半年になりますね。 気にはなっていたけどなぜか入らなかった店にフラリ入って、 牛すじドミグラオムライス、注文しました。800円。 夜はカレーバルになる「アルディート」。 水菜のサラダ、春…

路地裏の精神科医にて

路地とか横丁が好きなんですねぇ。 なんだか隠れたくなるんですねぇ。 一種の逃避願望でしょうか。 大人のかくれんぼ、ですかね。 日が暮れて、きょうの仕事を終えたら、 今度は四ッ谷の路地にもぐりこみましょう。 老舗の角打ちで店のおばちゃんたちや 常連…

2011年、絹さやの旅

絹さやの芽が出てきましたよ〜 これから気温が下がる日も増えてくるので、 べたがけをしてやります。 不織布のシーツ、という訳ですね。 防寒防虫、上から水をかけてやることもできます。 さてさて、2011年5月まで七ヶ月の時間の旅。 どうぞうまく育ってくれ…

無濾過「雁木(がんぎ)」を愉しむ夜

山口県岩国には「獺祭(だっさい)」の旭酒造だけでなく、 「雁木(がんぎ)」の八百新酒造がある。 弁護士の友人O氏が八百新酒造社長と交友があり、 その縁で秋ならではのおりがらみ無濾過の「雁木」を三種送ってくれた。 昨夜は飲み比べをしようといつもの…

塩野七生『日本人へ』(2010)

秋晴れの週末はハエタロウ's Cafeで昼食を取る。 いや、なに、ハエタロウの段ボールハウスがある物干しに 椅子を用意しておじゃまするのだ。 春、初夏、初秋、陽光を愉しむ昼食は カンヌ、ベルリン、台北、バンコクの旅の空、どこでも貴重だ。 その時間を東…

都心ど真ん中、銭湯再生

銭湯お遍路を達成してもそれは通過点。 東京の旅人は少しも気を抜きません。 おとといはお遍路二周目の皮切りに 千代田3番・稲荷湯におじゃましました。 千代田区の銭湯はもう4軒しか残っていないけれど、 それぞれ皇居ランナーを応援しています。 銭湯にや…

丹波の松茸に呼ばれた日

あな、うれしや、 今年も丹波の松茸に呼ばれてしまいました。 丹波で取れた松茸が届いたら、 すべての予定をキャンセルして その日のうちに腹中におさめなくてはなりませぬ。 それが、松茸が到来したときに守るたったひとつの掟。 赤坂M屋2階に集合した幸運…

お遍路達成、公式認定

銭湯お遍路88湯達成が公認記録となり 銭湯組合のウェブサイトにも掲載されました。 990人目。なんとか、1,000人以内でゴールインです。 この先トップ100人以内に入るためには、 お遍路5回り分の440湯制覇が必要です。 考えただけで、気が遠くなりそうだな。 …

東京銭湯お遍路、88湯結願

イチローの大リーグ10年連続200安打、日米通算3,500安打、 白鵬の62連勝(歴代3位。継続中)などの大記録とは 比べるべくもないのは充分承知している。 昨日10月11日、東京銭湯お遍路88湯めぐりを結願。 88湯目は調布2番・梅の湯だった。 現在、東京都公衆浴…

変幻自在、秋茄子収穫

この季節に何日も訪れないであろう秋晴れ。 副会長は友人のラーメン屋店主K氏と きのうの明け方から丹沢にキャンプに出かけた。 僕は午前中に畑に出る。 ベテランたちがあずまやで おにぎりを食べながら談笑している。 今年は追肥をていねいにやったのがよか…

黒猫、黒白猫に縁のある人生

黒猫、もしくは黒白猫には 我が人生、昔からなぜか縁がある。 近所のサトウ三兄弟が珍しく揃い踏み。 この写真を撮る前には三匹固まっていた。 せっかくのシャッターチャンスに撮った一枚は 惜しくもピンぼけになり採用せず。 コインランドリーに行ったら、 …

内田樹『街場のメディア論』(2010)

どうも以前「文藝春秋」で、 村上春樹に関する原稿だったかを読んだときの印象が よほどよくなかったのか、 存在は知っていたが、読まず嫌いだった。 周囲の評判が上がれば上がるほど、 僕にはへそ曲がりの性分があるので、 いっそう無視することに決めてい…

三軒茶屋で旅を定義する

「仕事」を目標設定し予定を立て 成果を得るために遂行する行為の積み重ねと定義するなら 「旅」はその真逆であるのが愉しい。そう、ありたい。 会社の近くの停留所でバスに乗り、渋谷まで行く。 これだけでも普段の地下鉄と景色が違う。 僕が普段乗る地下鉄…

「愉々家」のぶっかけうどん

新橋駅ビル地下にオープンした 讃岐うどんと串カツの店「愉々家」(なんて読むのかな?)に ランチで行ってみる。行列だ。 回転がよさそうなのでほどなく順番は回ってきそうだ。 基本のぶっかけうどん(並)390円を注文してみる。 客が行列してうどんを注文…

ある祝祭時間の失望

出向元である汐留の会社に用事があり、 昼ご飯を中途で取ることにする。 1月の火事で灰になってしまった韓国料理屋Kが 歩いて7、8分の場所に移転したことを知ったので 行ってみることにした。 久しぶりに再訪したKで二階の席に座った。 昼の時間を大分過ぎて…

ガス欠、もしくは僕肥ゆる秋

仕事が少々立て込んできました。 なんだか、ガス欠になりかかっているなぁ。 猛暑に耐えた身体の芯に疲れが残っているのかな。 よしっ、歩道橋を渡って「桑の木」に行きましょう。 炭火でカルビをジュウっと焼く。 ミニサラダ、キムチとナムルの盛り合わせ、…

酒を飲む人、御輿かつぐ人

週末は近所のお祭りだった。 日曜午後、S酒店前の御神酒処に顔を出す。 我が家も少々だが御神酒代を毎年包んでいるのだ。 どれくらい人が集まってくれているか気になる。 テーブルを出して近所の女性陣の手作り料理、 ビールや日本酒、お菓子がふるまわれる…

小茄子とハエタロウの国境紛争

斜め向かいのMさんの飼い猫、小茄子は凶暴である。 オス2歳、体重8kgを越える。 我が家の居候猫、ハエタロウの領分にしばしば侵入し、 そのたび、互いに尻尾をふくらませて吠え、威嚇しあう。 もっともハエタロウもMさん宅駐車場に日々出入りし、 自分の陣地…

『スタッズ・ターケル自伝』(2010)

『スタッズ・ターケル自伝』 (金原端人・築地誠子・野沢佳織共訳)を読む。 スタッズ・ターケル自伝作者: スタッズ・ターケル,金原瑞人・築地誠子・野沢佳織共訳出版社/メーカー: 原書房発売日: 2010/02/25メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブ…