変幻自在、秋茄子収穫


この季節に何日も訪れないであろう秋晴れ。
副会長は友人のラーメン屋店主K氏と
きのうの明け方から丹沢にキャンプに出かけた。
僕は午前中に畑に出る。
ベテランたちがあずまやで
おにぎりを食べながら談笑している。



今年は追肥をていねいにやったのがよかったのか、
茄子の出来がいい。秋茄子だ。
中でも茄子紺が美しいのをいくつか選り分けて
お向かいのY夫人にお届けする。
Y夫人は日頃、秘湯会農園部をなにかと支援してくれている。



僕も昼食のメニューを変更し、
茄子と揚げ豆腐、ベーコン少々をゴマ油で炒める。
仕上げに醤油と石垣島のラー油を少したらす。
収穫したての茄子が油と醤油を吸って、うまくなる。
茄子はキャンバスのような食材で、相手に合わせて変幻自在。



残った分は同居人が焼きびたしにすると言う。
今度は出汁醤油を吸ってうまくなる訳だ。
タッパーウェアに入れて冷蔵庫に入れておけば、手頃な保存食。
付け合わせの一品くらいには充分なる。



   (茄子のミートソースごはん。福神漬、らっきょうを添えて)



   (茄子の焼きびたし)


普段の年より三週間ほど早いが、
絹さやの種を蒔いてみる(日本絹莢豌豆。野口の伝統野菜のタネ)。
ここのところの陽気なら
いまのタイミングで蒔いてもいいのかなと思った。
プロやベテランは既に苗から育て始めている。
冬を越させて来年5月の収穫だから、
僕にはなんだか気の遠くなるような未来の出来事に思える。