2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ばあば、死んでるんじゃないかなあ(5歳の孫息子)

クリッピングから 朝日新聞2020年11月28日朝刊別刷「be」 読者投稿欄「いわせてもらお」 ◉よく気が回る 娘家族とレストランへ。 私が支払いをしていると、5歳の孫息子が 「ばあばが、皆の分払ってくれたのね。ありがとう」と言う。 「よく気がつくね。 ○○ち…

金色のちひさき鳥のかたちして(与謝野晶子)

クリッピングから 朝日新聞2020年11月29日朝刊 読者投稿欄「ひととき」 一番好きな短歌 東京都府中市 平出恭子 主婦 75歳 祖母から孫娘へ、 一首の短歌が旅する話を読みました。 全文を引用します。 7年ほど前の、孫娘が2歳になる少し前のこと。 娘が2人目の…

秋色のジャムができました

お向かいのKさん宅は裏庭に柿の木があります。 今年もたくさんを実をつけて 我が家にもおすそ分けがありました。 生食でいただいた残りがいい具合に熟してきたので、 柿ジャムに挑戦! 料理で使ったスダチの残りを絞り、 粕取りブランデー、マールを大さじい…

なぜ古書店だけが休業を要請されたのか(花井敏夫)

クリッピングから 「えぽっく」2020年9月1日発行(第21巻3号通刊106号) 「えぽっく」は、古書を取り扱う目白・金井書店が 不定期刊行する情報誌(創刊20年、年平均5回発行)。 広げると展示販売のカタログになっている。 巻頭に代表社員・花井敏夫さんのエ…

煮詰まってきたら、深呼吸だ!

一日家に居たらちょっと煮詰まってきました。 日暮れ前に出掛けよう! 草木に囲まれた青空書斎S(徒歩5分で行ける都立S公園)で深呼吸だ! 格別会話を交わさなくても、 人がいる場所に行くとちょっとホッとしますね。 しばしベンチでボォ〜としてました。 (…

落ち葉の絨毯の図書室にて

近所の路地裏で少女二人がマットを敷き、 道具を並べて勉強しています。 ちゃんとおやつも用意しています。 秋の終わりと冬の始まりの間のようなひととき。 なるほど、きょうくらいの陽気なら 戸外も気持ちよさそうだなぁ。 さっそく真似して同居人の庭に椅…

矢野久美子『ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所』(みすず書房、2002)

仲正昌樹『悪と全体主義ーハンナ・アーレントから考える』 (NHK出版新書、2018)を読み、アーレントに興味を持った。 (2017年9月放送「100分de名著」テキストに加筆・再構成) 仲正の著書で弾みがつき、 矢野久美子『ハンナ・アーレント、あるいは政治的思…

銀杏のこつんと落ちてふりかへる(大武美和子)

クリッピングから 讀賣新聞2020年11月23日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も好きな歌3首、書き写してみます。 銀杏のこつんと落ちてふりかへる だるまさんがころんだみたいに 東京都 大武美和子 【評】静かな秋の一コマが、童画のように描写された。 振り返…

「達人の飲み方」、取り入れてみました

「獺祭」の蔵元・旭酒造の桜井博志さんが メルマガ「蔵元日記」で紹介してくれた「ある達人」の飲み方。 さっそく「たちのみ大王」でも取り入れてみました。 要約します。 1. 日本酒は一週間程度で飲みきるのが旨い。 (これがなかなかできない。つい残して…

達者に暮らせよ! ロックフェラー

クリッピングから 東京新聞2020年11月21日朝刊 コロナ禍で閑散のNY Xマスツリーの贈り物 ちょっとうれしいニュースが ニューヨークから飛び込んできました。 【ニューヨーク=共同】 米ニューヨークのクリスマスの風物詩として 中心部のロックフェラーセンタ…

『新明解国語辞典(第8版)』(三省堂、2020)

11月は誕生月なので、 高価ではなく自分が喜ぶものを贈ろうと考えた。 三省堂『新明解国語辞典』が2012年以来、 9年ぶりに第8版を出すニュースが飛び込んできた。 今回の改訂では「考える辞書」と銘打っている。 新明解国語辞典 第八版発売日: 2020/11/19メ…

カエルくん、あらわる!

同居人が世話する庭に棲みついているカエルくんです。 ときどき顔を見せます。 日々食べていく虫がここにいるのかな、と心配になりますが、 夏に見かけたときも、この日も、泰然としています。 東京を救うような大仕事はしなくていいから、 天寿を全うできる…

高樹のぶ子『少女霊異記』(文藝春秋、2014)

Eテレ「100分de名著」11月の講師、作家・高樹のぶ子が 番組テキスト「はじめに」で紹介していた。 「現代の文学ではなく古典と思いきり格闘したい」と2014年に発表した作品。 『少女霊異記(りょういき)』(文藝春秋、2014)を読む。 少女霊異記作者:高樹 …

パラグアイの妹が、スマホデビューを決めさせた(平古場信子)

クリッピングから 毎日新聞2020年11月16日朝刊 読者投稿欄「女の気持ち」 スマホに感謝 栃木県足利市 平古場信子 無職・79歳 つながっていたい人がいて、 これまで諦めていたことに挑戦する決心がつく。 平古場さんの飛躍の一歩に拍手を送ります。 世はスマ…

「名著百選2020」特製小冊子、いただきました!

今年は抜かりなく開催期間を調べてあります。 電話して担当者に確かめてあるのです。 ブックファースト新宿店開店12周年記念 「名著百選2020 私が今年、出会った一冊」に出掛けてきました。 なぜ僕が急いでいるかと言えば、 フェアで取り上げられた本を一冊…

読書猿『独学大全』(ダイヤモンド社、2020)

あてもなく大型書店をぶらつくことがある。 Book 1st.、紀伊國屋書店、三省堂書店。 なんだか自分に呼び掛けてくるような本に出会うことがある。 この日は、読書猿『独学大全』(ダイヤモンド社、2020)に出会った。 独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめ…

100分de名著『伊勢物語』(高樹のぶ子)

クリッピングから 朝日新聞2020年11月14日朝刊 読書欄「週間ベスト10」 今週のベスト10は 紀伊國屋書店全店調べ、文芸部門(3〜9日)。 第1位は『伊勢物語』NHK 100分de名著 2020年11月 高樹のぶ子著 日本放送協会・NHK出版編(NHK出版)でした。 7月の吉本…

落ち葉掃きに、ときどき参戦

ご近所ウォーキングでも 黄葉や紅葉を楽しめる季節です。 我が家の玄関にあるアブラチャンも 道路にせっせと葉を落としています。 (名前からしてキャラクターっぽい) 同居人が「チーフ落ち葉掃きオフィサー」でありますが、 僕もときどき参戦しています。 …

2番線ホームがジュラ紀に戻るとき(犬口マズル)

クリッピングから 讀賣新聞2020年11月10日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も好きな歌3首、抜き書きしてみます。 一席分空いたソーシャルディスタンス ひとりで泣くにはよい映画館 さいたま市 大竹ひかり 【評】ソーシャルディスタンスの思いがけない効用。 …

佐藤優さん、第68回菊池寛賞受賞!

月に一度、京橋まで出掛けます。 10月から再開した同志社講座に通っています。 僕が現在取っている講座は、 対論に学ぶ「佐藤優さん・中村うさぎさんと読む フランツ・カフカ『 城』」。 お二人とも同志社出身です。 城―カフカ・コレクション (白水uブックス…

この餃子の種を蒔いても餃子は出来ません

火曜日の立ち飲み大王。 本日のおつまみは 宇都宮の味噌屋さん・青源(あおげん)]が作った 「あ!これ餃子の種」。 宇都宮は70軒以上の老舗・新店が鎬を削る餃子の聖都として知られる街。 同居人の仕事仲間、宇都宮のラジオ局の方からいただきました。 「餃…

ふと誰もいない公園で、ブランコに乗ってみました(吉川清子)

クリッピングから 朝日新聞2020年10月31日朝刊 読者投稿欄 毎朝のブランコ 気分晴れ晴れ 主婦 吉川清子(埼玉県 81) 私はほぼ毎朝、近くの公園でブランコを座ってこいでいます。 きっかけは5年前、ウォーキング中に突然、左ひざを痛めたことです。 当時は、…

そうそう、これ、とってもおいしいの!(高田瞳)

クリッピングから 東京新聞2020年11月2日朝刊 読者投稿欄「あけくれ」 お弁当 高田瞳さん 36歳 パート 千葉県船橋市 筆者のパート先での昼休み。 同僚とのちょっとした会話が聞こえてきました。 「お弁当、おいしそうですね」 パートの昼休み、 そばを通りか…

多和田葉子『献灯使』(講談社、2014/文庫 2017)

夜が更けて、「小説が読みたいな」と思えた時間に 少しずつ読み継いできた。 多和田葉子『献灯使(けんとうし)』(講談社、単行本2014/文庫2017)を読み終える。 献灯使 (講談社文庫)作者:多和田葉子発売日: 2017/09/08メディア: Kindle版 表4、本書紹介文…

まず自分が動く人、尾畑春夫さん、緑綬褒章!

クリッピングから 讀賣新聞2020年11月2日朝刊 社会奉仕活動に長く従事した人への緑綬褒章 尾畠春夫さん(81) 2018年8月、山口県周防大島町の山中で 行方不明になった男児を3日ぶりに見つけた。 東日本大震災や熊本地震での活動と合わせ、 「スーパーボラン…

ウイルスが自然界に存在する意義とは何でしょうか(多和田葉子)

クリッピングから 朝日新聞2020年11月4日朝刊 朝日地球会議2020報告(10月12日) 科学と文学が結びついて創る未来 (中村桂子/多和田葉子/吉村千彰) オンラインで開催された今年の朝日地球会議で 僕がライブ視聴したセッション。 コーディネーターを務め…

知の世界たゆたう遊牧民めざして

勉強部屋に看板を掲げました。 「Creative Nomad Office 2020」です。 知の世界をたゆたう遊牧民(ノマド)めざして…… 僕なりの遊び心でして。 もともとこの部屋は同居人との共同統治スペースですが、 なぜか当初から僕が「実効支配」しております。 2019年1…

しっかり握る夏の雲梯(うんてい)(中込有美)

クリッピングから 讀賣新聞2020年11月2日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週も好きな歌3首、抜き書きしてみます。 つないだら注意をされる手のひらで しっかり握る夏の雲梯 さいたま市 中込有美 【評】コロナ禍で、手をつなぐことさえ禁じられる日常が続く。 子…

一日一合で、一期一会(ある達人の言葉)

クリッピングから 「獺祭」で知られる山口県旭酒造会長/杜氏 桜井博志さんの「蔵元日記」 (旭酒造ホームページより引用) これは真似してみたいなという記事に出会いました。 2020.10.30 蔵元日記vol.507【酒飲みの達人】 前々回の蔵元日記を読んだ方から…

こ、これは危険な匂いだ!(ケダマ)

クリッピングから 朝日新聞2020年10月31日朝刊別刷り「be」 コロコロ毛玉日記⑤ (中川いさみ) 作者:最近コーヒーにはまっていてよく飲むんだけど ん〜 んまい どーもケダマ(引用者注:飼い猫の名前)は この匂いが嫌いらしく… くんくんくん ケダマ:「こ…