2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

耳かき人気ランキングベスト3

週末に地元で買い物をしていると 気になるものにときどき出会う。 雑貨店が新潟燕三条の調理器具を集めてセールをしていて そのついでに小物を売っていた。 耳かき人気ランキングベスト3である。 写真下、黒いゴム製の耳かきが堂々第1位。 その上の金属製の…

「鶴乃湯」に50年通い続けた男

アカデミー賞外国映画賞受賞作品、 『おくりびと』を観る。 耳慣れない職業、納棺師の物語である。 主人公の故郷、 山形の地元の銭湯「鶴乃湯」に50年通い続けた男、 職業は焼き場の職員を演ずる笹野高史がよかった。 なんと言ってもこの人は台詞の間が絶妙…

花待ち、種蒔き

家から自転車で10分ほどのR公園では ソメイヨシノはまだだけれど 遠野から移植した別の種の桜が満開だったと 美容室Vのおかみさんが教えてくれた。 ビニールシートを敷きつめた花見客で賑わっていたらしい。 三月下旬になって気温が下がり始め、 それにつれ…

物みな壊れる春

90°開いて止まるはずの眼鏡のツルが なぜか180°開いてしまう。 同居人の眼鏡を踏んづけてフレームをゆがめてしまう。 ショルダーバッグの留め金が折れてしまう。 電子辞書の液晶画面が表示をやめてしまう。 物みな壊れる春である。 よくしたもので、 行きつ…

道草はするが、遅刻はしない主義

影のつくる絵画を観察したり、 仕事の足場を現代アートに見立てたり、 よその家の生け垣に咲く花を愛でたり、 カメラで遊びながら会社に出かける朝。 でも、決して遅刻はしてませんよ。

庭の展覧会、畑のダンサー

同居人が世話をしている 我が家の庭の山野草がいっせいに咲き出して 早春の展覧会です。 毎年、この時期は、眺めているだけで楽しくなります。 我が秘湯会の畑の絹さやもぐんぐんつるを伸ばし、 その姿は、手足身体で生命を表現するダンサーです。 太陽の照…

細部に工夫が宿りたまう

おなじみ魚のうまいご飯屋さん「中川」の 店頭ホワイトボード。 お品書きの「納豆」から矢印がひっぱってあって 「カラシ菜まぜて食べてみて!」とある。 気になって納豆を注文すると、 漬け物としてカラシ菜がやってきた。 まぜてみました。食べました。 な…

白アスパラと世界一

夜食の材料を準備しようと 会社帰りになじみのスーパーマーケットに寄ると 走りの白アスパラが出ていた。 さっと湯がいておかかマヨネーズで和えてみた。 昨年は6月初めにミュンヘンに仕事で行くことができ ドイツ人が待ち望む白アスパラ(spagel)を 同僚と心…

生命力と言霊

久々の小津安二郎シリーズその5。 今宵は『麦秋』を観た。 なんでこんな淡々とした話を ずっと観ていたくなるんだろうと不思議になるけれど、 読後感がいいからまた観たくなる。 原節子が義姉と鎌倉の浜辺を歩く後ろ姿のシーンがとてもよかった。 麦秋 [DVD]…

市川準監督レトロスペクティヴ

市川準監督の追悼レトロスペクティヴが 昨日の土曜日から渋谷のユーロスペースで始まりました。 毎晩18時30分からは多彩なゲストを招いて トークセッションが開かれます。 DVDになっていない前期の作品を含め 市川監督の全作品がまとめて見られる機会です。 …

パタヤで体感したベルリン

ベルリンスクールがパタヤにやってきた。 5月から始まる四期生の募集と、 新設の奨学生制度の案内をするのが主目的である。 と同時に、 「そもそもベルリンスクールってなんだろう」 と疑問や興味を持つ人たちのために、 実にベルリンスクールらしい方法でセ…

Yuji Shiota "Sara and Sandy"

僕がアドフェストでもっとも楽しみにしている セッションのひとつが、"Fabulous 4"。 アジアパシフィックのヤングディレクターたち (まだ7本以上の作品を演出していないことなどの 条件がある)に脚本を応募してもらい、 優秀作4本を選び、ショートフィルム…

混沌と混乱のアジアに生きる

2009年のアドフェストは参加者数、応募数に 世界同時不況のかげりが出ていた。 右肩上がりで2008年まで来たのが 一気に数年前の規模に逆戻りした感覚であった。 審査委員長のひとりとしてパタヤ入りしている Sir John Hegartyによれば 「広告は世界の肯定的…

世界同時不況下のアドフェストへ

第12回アドフェストに参加するため、 タイ・パタヤに乗り込む。 アジアも世界同時不況に直撃され、 むろん無傷ではいられない。 その空気感をつかむためには やはり現地にやってくる必要があった。 今年のアドフェストのスローガンは、 "Made in Asia"である…

東京で唯一、豊前うどんの店

近所に気になる飲食店ができると 機会を作っては偵察に行く。 わが町のことは隅々まで知っておきたい。 豊前うどん「武膳」は昨年オープンした店。 「東京で唯一の豊前うどん」と銘打つが、 そもそも豊前うどんというのが耳慣れない。 ヴィーナスフォートに…

人間の顔、小沢一郎

TIMEアジアの表紙を小沢一郎が飾っていた。 インタビュー読みたさに買ってみた。 The Maverickは「異端者、一匹オオカミ、 どこの派にも属さない政治家」の意味。 野党第一党の代表にこの言葉を使うのがおもしろい。 しかし、見慣れた顔のはずなのに TIMEが…

固定種を絶滅させない挑戦

(昨年12月6日の絹サヤの様子) 昨年11月に蒔いた絹サヤが このところの陽気に誘われてグングン伸びてきました。 頭がつかえてネットが窮屈そうになってきたので そろそろ寒さよけも不要だろう、外してやりました。 (きょう3月15日の畑の絹サヤの様子) 通…

赤錆色の露天につかる日

たまには大きな風呂にゆっくりつかろうと 副会長、同居人を誘って「Uniqlo温泉」に向かう。 ここは一階がUniqloショップ。 二階から上にスポーツジムと天然温泉がある。 しかし、「Uniqlo渋滞」に阻まれ、 地下駐車場までたどり着けず、方針変更を余儀なくさ…

「新宿の目」が泣いている

毎日見ていて見慣れてしまうものも あらためて写真に撮ってみると別の風景に見える。 新宿西口「ブックファースト」に行く途中にある スバルビルのオブジェ、「新宿の目」。 僕がこどもの頃からあったと記憶する。 よく見ると、「新宿の目」から涙がこぼれて…

お疲れ木曜、初カツオ

僕がひいきにしているご飯屋さん「なかがわ」入り口の ホワイトボードメニュー。 ここで働く娘さんが毎日書き換えている。 「初カツオ」の「初」の赤文字に魅かれて きょうは迷わず注文。堂々、1,000円。 「ちょっとお疲れの木曜日!! 栄養とろう!」のコピー…

小フライパンの魔術師

我が西新橋一丁目はパスタ天国である。 パスタ自慢の店が何軒も味、値段、サービスで競っている。 Dioは外見は変哲のない店だが僕は高く評価している。 注文したパスタができあがるのをカウンタ−で待つ間、 4つの小フライパンを操るシェフの仕事を見ているの…

コクーン地下で読みふける人

新宿西口コクーンタワーの地下にできた書店ブックファースト。 90万冊の本・雑誌を揃えていると駅のポスターに書いてあったから 一度は来てみたいもんだと思っていた。 岩波新書として出版された丸山真男、清水幾太郎の著作を見つける。 普通の本屋には岩波…

マスクの統計学

花粉症と風邪とインフルエンザ予防が混ざっているのか、 街を歩いているとマスク姿の人が増えている。 数えてみると5%よりは多く、10%よりは少ない。 まぁ、ざっと7、8%といったところか。 僕もこの季節は毎年花粉症で くしゃみや目のかゆみ、しょぼしょぼな…

08年度NHKラジオ語学講座レビュー

今年も3月に入り、 そろそろ受講してきたNHKラジオ語学講座のレビューの時期である。 僕は今年、英語を二講座、ドイツ語を一講座選択した。 現在の日々の時間のやりくりでは、これが精一杯のところである。 三講座は以下の通りである。 1. 「まいにちドイツ…

皇居ランナーたちのメッカ

土曜日、久しぶりの休日出勤となってしまった。 じゃあ、せめて帰りは夕暮れ時の皇居のまわりでも 歩いて帰ろうじゃないか。一足早い春の散歩だ。 空気が肌にひんやりするのが心地いい。 きょうの分、優に一万歩は歩いて、 麹町のバン・ドゥーシュへ。 なに…

寄り道ホイス、「丸冨水産」

花の木曜日。 新橋の立ち飲み「龍馬」が外まで人があふれていたので 方針を変更して目黒の「丸冨水産」へ。 魚屋の鮮魚をいながらにして楽しめる居酒屋。 神田が一号店で、目黒が二号店。 4月上旬には新橋駅そばに三号店が出店予定である。 なんせ店員たちの…

名物ふかひれ頂上麺

東京駅に隣接するクライアントで仕事が終わった日は あたりをフラフラ歩いて寄り道することにする。 ふかひれのディスプレイと「頂上麺」のネーミングに魅かれて ふらり入ったのがこの店。 筑紫楼と言えば、恵比寿でときどき通った ふかひれで知られる店であ…

復刻と卒業

その昔、マンガ家になることを夢見ていた少年にとって 手塚治虫は神さまである。 正確に言えば、手塚治虫は、 僕が夢中になったマンガ家たちの目標だった人である。 手塚治虫の『新寳島』が復刻すると聞いて ワクワクしない元マンガ家志望の少年はいない。 …

仕事帰りに、iPod寄席

サライ責任編集で CDつきマガジン『落語 昭和の名人決定版』の刊行が始まった。 代表的な落語家の噺を系統立てて聴いてみたいなぁ、 と思っていたので、 このシリーズの創刊は僕にとって絶妙のタイミングだった。 古今亭志ん朝に始まり、古今亭志ん生、柳家…

街がカタチを変えていく

ウォーキングしたり 自転車で走りながら観察していると、 街が少しずつ少しずつカタチを変えていることに気づく。 我が家のコトラン、黒兵衛の缶詰を買っている ペットフードの店は支店を閉め、 本店をリニューアルして再スタート。 ちょっと離れているので…