寄り道ホイス、「丸冨水産」



花の木曜日。
新橋の立ち飲み「龍馬」が外まで人があふれていたので
方針を変更して目黒の「丸冨水産」へ。
魚屋の鮮魚をいながらにして楽しめる居酒屋。
神田が一号店で、目黒が二号店。
4月上旬には新橋駅そばに三号店が出店予定である。



なんせ店員たちの威勢がいい。
魚市場で飲んでるような店の造りが楽しい。
おまけに、うれしいことだが、値段が安い。
夜の11時には店を閉めてしまうから、
間違っても電車に乗り遅れることもない。
仕事が終わって、ちょいと遅いめに来て覗いたら
うまいこと、カップルの隣りに一席空いていてすんなり座れた。



 (ホワイトボードの青のマグネットは
  既に客がいることを示す。ピンクのマグネットは空席。
  説明を聞いたわけじゃないけど、そうに違いない)


丸冨水産は幻の飲み物「白金ホイス」が飲めることでも知られる。
ウォッカをベースに何種類かの薬草を混ぜ、
日本でウイスキーが高価で飲めなかった時代に
「ホイスキー」、つまりウイスキーの代用として発明した酒だ。
口当たりがよく、何杯か飲んでも、悪酔いしないところがいい。



この夜は、黒はんぺんのフライ、中落ちの刺身、
白菜の浅漬けなどでホイスをお代わりして、
仕上げは穴子切り落としのぶっかけ寿司。
具を入れないのり巻きの上に
切り落としの煮穴子を乗せて白ごまをパラパラとふりかける。


一時間ほどいて、ホイスを4杯飲んで、3,000円ちょっと。
いつ行ってもこの店が満員なのは道理でしょ。