(装幀:大久保伸子/装画:サイトウユウスケ)
Googleブックスから概要を引用する。
照子と瑠衣はともに七十歳。
ふたりにはずっと我慢していたことがあった。
照子は妻を使用人のように扱う夫に。
瑠衣は老人マンションでの、
陰湿な嫌がらせやつまらぬ派閥争いに。
我慢の限界に達したある日、
瑠衣は照子に助けを求める。
親友からのSOSに、照子は車で瑠衣のもとに駆けつける。
その足で照子が向かった先は彼女の自宅ではなく、長野の山奥だった。
新天地に来て、お金の心配を除き、
ストレスのない暮らしを手に入れたふたり。
照子と瑠衣は少しずつ自分の人生を取り戻していく。
照子がこの地に来たのは、夫との暮らしを見限り、解放されるため。
そしてもう一つ、照子には瑠衣に内緒の目的があった―。
祥伝社WEBマガジン「コフレ」にて
2021年11月から2022年9月まで連載され、
著者が刊行に際し、加筆、訂正した作品です。
(こちらは60代女殺し屋の物語)