2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

雷をアートに変える男、Tesla Orchestra

Ars2011初日。 圧巻はラストを飾ったTesla Orchestraでした。 2009年にアメリカのCase Western Reserve Universityで Ian Charmasが結成したたったひとりのOrchestraです。 ステージ上に配置した二台の人工雷装置(tesla coils)が 音に完璧にシンクロして雷を…

明日からArs Electronica 2011

オーストリア・リンツで アート、テクノロジー、ソサエティのための祭典、 Ars Electronica(アルス・エレクトロニカ)2011が開催されます。 世界中のデジタル・クリエーティブが集まる現場に ぜひ一度ひたっておこうとやってきました。 俯瞰的に自分の仕事…

光が変わる、夏の終わり

朝の光が柔らかくなってきましたね。 もう真夏日が続いた頃のギラギラした日差しではありません。 明朝は私鉄K線、成田エクスプレスの それぞれ始発を乗り継いで出張です。 アジアが三度続きましたが、今度はヨーロッパ。 オーストリアのリンツに行ってきま…

城山三郎『そうか、もう君はいないのか』(2008/2010文庫版)

城山三郎『そうか、もう君はいないのか』を読む。 同じ著者の『どうせ、あちらへは手ぶらで行く』 (2009/2011文庫版)を先に読み、本書も読みたくなった。 そうか、もう君はいないのか (新潮文庫)作者: 城山三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/07/28メ…

プクガリとトンボ

ご主人が「プクッ」としていて 奥さんが「ガリッ」としているから そのパン屋の名前は「プクガリ」。 地元の珈琲豆専門店「モカジャバ」の並びに開店した。 「プクガリ」と名付けられた、 店を代表するロールパンをふたつ買い、休日の軽食にする。 オーブン…

人はなぜ選評を読むのか

受賞作を読まないことはあっても 芥川賞、直木賞の選評を読まないことはほとんどない。 「オール讀物9月号」を買う。 池井戸潤『下町ロケット』の直木賞受賞を発表する 特別号なのだ。 オール讀物 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 201…

宵闇の四谷に潜り込む

この二ヶ月半ほど取り組んでいたひとつの仕事が 山場を越えた。さすがにホッとする。 帰りに四谷「鈴傳」に寄る。 ご存知、老舗角打ちである。 立錐の余地もないとは言え、 ここは元祖・立ち飲み、すきまを見つけて潜り込む。 カウンター前の十数種類のお総…

数年ぶりに歯医者に行く

泣く子と地頭と歯痛には勝てず、 ネットのクチコミを頼りに会社から歩いて15分のM歯科に行った。 歯医者にはもう数年行っていないから、 いい状態のはずはないと覚悟していた。 まずレントゲン写真を撮り 画像をコンピュータに取り込み ビジュアルを使って院…

デジタルカメラが出てきた

昨日行ったご飯屋さんや珈琲店の電話番号を調べて 連絡しても見つからない。 もうデジタルカメラを買うのはよしにして iPhoneを使うかな……と思って 念のためもう一度ショルダーバッグを調べたら ファイルの間からデジタルカメラが出てきた。 昨夜もショルダ…

デジタルカメラが消えた

ふと気づくとデジタルカメラが見あたらない。 会社に忘れてきたのか、 帰り道に寄ったドトールに置いてきたのか。 きょうはちょっと集中を要する仕事がひとつあり、 そうした仕事が終わったときに 僕はカメラをなくしたり、メガネを踏んづけたりする。 明日…

ウォーキングに出よう

夏休み最終日。 いつも思い出すのは映画『チップス先生、さようなら』で 夏休みが終わって初登校するこどもの台詞。 「どうして休みって終わってしまうんだろう……?」。 小学校に入学して半世紀がたつおじさんの胸にも 同じ感慨がいまも浮かぶ。 おじさんは…

「新子」で夏を記憶する

「さらば、夏休み」企画と銘打って、 副会長、同居人を誘いG鮨に足を運んだ。 この時期ならではの「新子」、 つまり小ぶりのコハダを食べに行くのだ。 もっとも今週夏休みを取っているのは僕だけである。 正確には「僕の夏休みよ、さらば」に二人を付き合わ…

雨が降れば大雨

猛暑のさなかに雨の一日。 ホッとするも各地で大雨洪水注意報発令。 なかなかちょうどいい具合にはいかない。

なおしてもらう夏の一日

1992年に日本サイクリングセンター 板倉修一郎さんに作っていただいたオーダーメイド自転車 ゼファー前輪がパンクした。 駅前にできたスポーツ自転車専門店CPに持っていく。 前輪チューブが大分弱っていて交換。 CPスタッフも自転車製作の名人・板倉さんの名…

人も暑い、猫も暑い

人も暑い。猫も暑い。 連日の猛暑日。夏休みはちょうど中日の5日目。 「暑いですねぇ〜」が日々のあいさつ代わりになっている。 近所の酒屋Sも、魚屋弁当Uも、 ときどき行く居酒屋Tも、みんな今週は夏休み。 こんなときこそ四川麻婆豆腐を食べようと 覗きに…

大人の夏休みの宿題

小学生には 大人にも夏休みの宿題があるとはよもや想像もつくまい。 夏休み4日目。 二度の土日を加えて9連休にできたのは我ながら上出来だが、 今年はあいにく宿題がある。 せめて午前中の涼しい時間帯に進めておこう…… って、あれ、小学生のときにも 先生や…

66回目の終戦記念日

段ボールスタジオの創造性

スティーブ・ジョブズたちアップルの歴史をひもとくまでもなく 最先端のクリエティビティはガレージから生まれる。 実例が身近にあった。紹介する。 番組 "Tokyo Copywriters' Street(TCS)" は、 2005年に東京FM番組の一コーナーとして誕生し、 2010年からは…

細切れの時間を再生する

海外に旅する回数が増えるということは 東京の時間が細切れになることだ。 時間が細切れになったからと言って 自分まで細切れになりたくはないよね。 「イッセー尾形のこれからの生活2011 in 夏のクエスト」を 表参道まで観に行く。7本とも新作。 1. 自転車…

池井戸潤『オレたち花のバブル組』(2008/2010文庫版)

池井戸潤『オレたち花のバブル組』を読む。 東京中央銀行に勤める半沢直樹が主人公。シリーズ第二作。 「根は性善説、けれどやられたら倍返し」が半沢の信条だ。 銀行を舞台にした池井戸の作品をいくつか読んでいくと、 金は人なり企業なり、という気持ちに…

霧の北京で道に迷う

持つべきものは友である。 北京空港そばのホテルで丸々二日間の長城賞審査を終えると、 気晴らしに街の中心部にでかけようと誘ってくれた。 15名の審査員のうちふたりは十数年の付き合いがある旧友なのだ。 ひとりは審査委員長。 今年カンヌのプレスカテゴリ…

長城賞審査が始まった

日本だったら記念品は最後に渡すだろう。 中国では最初に渡す。 歓迎夕食会の後、協会、審査員、スタッフが全員集まり ミーティングが開かれる。 そもそも「乾杯」が終わりアルコールが入った後に 真剣な話し合いが行われる順番も面白い。 既に飲み過ぎてい…

北京アートゾーン798

三日間ホテルに缶詰ではあまりに気の毒だろうと 中国生まれ中国の大学を卒業した日本人同僚Eさんが アートゾーン、798に連れて行ってくれる。 歓迎夕食会まで数時間あるのだ。 ここは工場跡地である。 2003年以降、安価な賃貸料に惹かれてアーティストたちが…

China Airlineか、Air Chinaか

新記録である。 最寄りの私鉄K線の始発4時55分に乗り、 成田エクスプレス1号新宿発5時55分に乗り換える。 どちらもこれまで乗ったことがなかった。 ある協会のお招きで北京に出かけるのだが 用意していただいたのが9時成田発の便。 予約してあるポケットWiFi…

山形特別純米「東北泉」飲み比べ

土曜日は東北の酒を飲む日。 同居人が山形に仕事で出かけたときに買ってきた 「東北泉」の特別純米、特別純米生酒の飲み比べ。 生酒は保管がむつかしいので地元の酒屋のばっちゃんが なかなか売ってくれなかったのです。 (ブログ「もるとゆらじお」参照) …

図書館に寄って帰る金曜日

金曜日。 やれやれ一週間分の仕事を終えたわい、 とMacBook Airをロッカーにしまう。 翌日も出社するので今週も週末は半分だけである。 せめて、ちょいと息抜きに図書館に寄って帰ろう。 二両編成の東急世田谷線に乗って、 三軒茶屋の次の駅、西太子堂で下車…

池井戸潤『オレたちバブル入行組』(2004/2007文庫版)

直木賞作家に望むことはなんだろうか。 僕の場合、物語の面白さが一番である。 仕事や人間関係などで少々疲れたときに、 頭と心のこりをほぐしてくれるストーリーテリング。 活字の妙薬を求めている。 オレたちバブル入行組 (文春文庫)作者: 池井戸 潤出版社…

奥久慈名産「舟納豆」3種

今週は夏休みを取っている同僚も多いですね。 僕は土曜日の出社が決まっているので、 本日は午前半休。「止まり木作戦」遂行です。 ピンポ〜ン! 茨城に住む同居人の友人から醤油、納豆が届きました。 奥久慈名産「舟納豆」は駅前スーパーS屋で入手できるけ…

再録・児玉龍彦教授の緊急提言

ブログ「TOSHIの鏡」(8月3日付)で 東大アイソトープ総合センター長・児玉龍彦教授が 7月27日の衆院厚生労働委員会で参考人として 以下の発言・提案をしていることを知った。 価値ある提言なので、YouTubeから動画を再録する。 食品、土壌、水の汚染測定の抜…

安政2年創業「枡久」の角打ち

一日の仕事を終える。 19時までまだ15分ある。 会社をダッシュで出て京橋に向かう。 久しぶりに「枡久(ますきゅう)」の角打ちだ。 「枡久」は安政2年(1855)に開店した老舗酒屋。 創業156年ですね。 ゆったりめのスペースに半袖ワイシャツの男たちが集ま…