宵闇の四谷に潜り込む



この二ヶ月半ほど取り組んでいたひとつの仕事が
山場を越えた。さすがにホッとする。
帰りに四谷「鈴傳」に寄る。
ご存知、老舗角打ちである。



立錐の余地もないとは言え、
ここは元祖・立ち飲み、すきまを見つけて潜り込む。
カウンター前の十数種類のお総菜が愉しい。
ほとんどが一皿350円。
ビールの小瓶を飲んだら酒は富山の満寿泉(ますいずみ)、
二杯目に千葉・勝浦の腰古井(こしごい)を頼む。
どちらも「鈴傳」定番中の定番だ。
なんだかきょうは冷や酒が一段とうまい。



一時間ほどで引き上げ、新宿・思い出横丁を覗く。
「かめや」で蕎麦を食べて帰るのだ。
天玉蕎麦、380円。
ながらく工事中だった「つるかめ食堂」が新装開店していた。