2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

南会津に48坪の土地を所有している

会長である僕と副会長の二人で構成する、 山の出で湯をこよなく愛する世界最小「秘湯会」は、 南会津郡只見町に48坪の土地を持つ地主でもある。 山の傾斜地にある土地なので 住むことも、恐らく訪れることすらできない。 (只見町公式ホームページより) 不…

新井紀子『AI vs 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社、2018)

一読してAI時代の人間の能力を考える 重要な基本書であることが分かった。 佐藤優さんが『週刊東洋経済』連載「知の技法・出世の作法」で 10回に渡って取り上げた理由も理解できた。 新井紀子『AI vs 教科書が読めない子どもたち』 (東洋経済新報社、2018)…

リハビリ休暇二日目、樹木浴読書

リハビリ休暇二日目。 洗濯(コインランドリー)、掃除(同居人と分担)も 週末に済んでます。 大王の世話と賄いごはん(弁当)さえ準備すれば 後の時間は自由になります。 体操(めまいのリハビリ)、読書、 語学勉強(英語、ロシア語)を終え、 向かうは自…

そうだ、足湯読書しよう

きょうと明日はリハビリ休暇。 先週一週間、7ヶ月かけて準備した3つのプロジェクトを ミッション・コンプリート。 ゴールデンウィークの谷間の二日間も 準備その他で出社していましたから、 ここぞと休暇をいただくことにしました。 十五の夏 上作者: 佐藤優…

柚木麻子『デートクレンジング』(祥伝社、2018)

柚木麻子の最新作を思いがけず早く C区図書館で借りられることになった。 金曜日、ワークショップ懇親会を終えて、 22時まで開館しているH図書文化館に受け取りに寄った。 柚木麻子『デートクレンジング』(祥伝社、2018)を読む。 デートクレンジング作者: …

お試しランチ、新山椒炒飯

土曜日ランチ。 炒飯を作りましょう。 具材はウィンナー、茹でジャガイモ、ピーマン、卵2ヶ。 仕上げは黒胡椒の代わりに、 同居人謹製・新山椒佃煮(塩味)を試してみる。 (新山椒佃煮。左:塩味 右:醤油味) 新山椒は香ばしく、清々しい。 使えますね。 …

楽になりたいような、寂しくなるような

早く終わって楽になりたいような、 終わってしまったらきっと寂しくなるような、 そんな感覚に囚われる最終日。 20代30代を中心とする24人の若者たちは エネルギーに満ちあふれています。 シンガポール。上海。シドニー。オークランド。サンパウロ。ジャカル…

目に見えない力が後押ししている感覚

世界と通じ合うクリエーティブスクールを 作ってみたいと思っていました。 勤務先の理解と支援、 世界各都市の同僚、社外の仲間たちとの共同作業で、 その何割かが実現してきました。 ブリーフに基づく4週間の準備。 集大成となる二日間の東京でのワークショ…

くだらない話を笑い合える関係

仕事は成果を出すのが目的です。 会社は利益を生むのが目的です。 でも、そのついでに small talk を楽しめるのが 人間の悦びだと思うのです。 くだらない話、ほら話、小さな話。 そんな話を楽しめる関係なら、 目に見える利益だけでなく、 目には見えない利…

分断の綻びの中で、点をつなぐ小さな試み

この一週間のために7ヶ月間準備してきました。 予算の確保、企画、さまざまな調整、告知、選抜、助言。 中途で倒れて迷惑をかけることのないよう、 体調管理もできうる限りしてきました。 海外14都市の同僚、若手からベテランまで23名を招き、 本支社の仲間…

万引き、不正受給で血縁を越える

スクラップブックから 朝日新聞2018年5月21日 是枝監督作 カンヌ最高賞 「万引き家族」 邦画21年ぶり 「万引き家族」は、 監督にとって13本目の長編劇映画。 是枝監督によると、作品の構想を練っていた時、 ニュースで報道される家族の姿が目に留まったとい…

佐藤正午『鳩の撃退法(下)』(小学館、2014/2018文庫)

不思議な小説だった。 サスペンス、ミステリーのようでいて ほとんど事件は起こらない。 物語もさして展開を見せない。 それなのに結局最後まで読んでしまう。 読ませる力がある。 なんなんだろうね、これは。 佐藤正午『鳩の撃退法(下)』(小学館、2014/2…

スクリーンで上映しない映画は映画なのか

スクラップブックから 朝日新聞2018年5月17日夕刊 カンヌ 進化への宿題 「劇場公開限定」にネトフリ反発 映画祭の最高峰で、フランスで19日まで開催中の カンヌ国際映画祭が揺れている。 有力な映像作品を製作するネット動画配信大手の ネットフリックスは今…

5月の風に吹かれて、仕事を少々

外出先で15時30分に用事が完了。 19時に元同僚3人と会食の予定が入っている。 集合する店の隣りの駅に ときどき寄り道するS図書館がある。 隙間時間を活用して仕事と勉強をしようと計画していた。 (18時まではオープンデッキが使えます) S図書館は座席が予…

最後まで諦めないでよかったな…の一日

毎週木曜日は地元で太極拳稽古の日。 退社後、ターミナルS駅まで到着すると 私鉄K線S駅で30分ほど前に人身事故発生。 振替輸送の私鉄O線の急行に運よく乗れた。 もちろん満員。 S駅で降りて今度はバスの大行列に並ぶ。 稽古前に食べようと思っていたウィンナ…

在日ロシア大使館ツイッターが注目されている

スクラップブックから 朝日新聞2018年5月15日朝刊 ネット点描 ロシア、ネット発信に力 大使館が過激ツイート 過激な投稿の数々で、 筆者を含む多くの「ファン」の注目を集めているのが、 在日ロシア大使館のツイッターだ。 (略) けんか腰の日本語を繰り出…

同志社講座18春「宗教改革とは何か?」(佐藤優講師/全10回)

同志社講座2018年春学期が開講です。 今年度も佐藤優講師「宗教改革とは何か?」(全10回)に 申し込みました。 100名の定員はほぼ満席埋まったようです。 今期から京都の同志社キャンパスと映像をつなぎ、 神学部学生4名がTA(ティーチング・アシスタント)…

みんな追い出されて、建て替えです

駅向こうの、時代遅れのショッピングセンターに 旨い魚を、納得のいく値段で売ってくれた「魚卯」がありました。 (おじさんのひとりは、近所のスーパーO鮮魚部に再就職できました) 旬の野ゼリがときどき見つかる「三永青果」がありました。 ご主人が手書き…

村上春樹『騎士団長殺し/第2部遷ろうメタファー編』(新潮社、2017)

昨年12月に図書館のサイトで予約して、 5ヶ月で順番が回ってきた。 第2部が先に来たけど、気にせず読む。 そう言えば『1Q84』のときも BOOK1が書店で品切れで、BOOK2から読み始めた記憶がある。 村上春樹『騎士団長殺し/第2部遷ろうメタファー編』 (新潮社…

木村彰一『古代教会スラブ語入門』(白水社、1985/復刊2003)その2

古代教会スラブ語はすべてのスラブ文語中、最古。 一部が10世紀、大部分が11世紀に主として ブルガリア地方とマケドニア地方で作られたと推定される。 木村彰一『古代教会スラブ語入門』(白水社、1985/復刊2003) を拾い読みする。 「まえがき」にこうある…

忘れてくれて ありがとう(久保純子)

スクラップブックから 朝日新聞2018年5月11日朝刊 読者投稿欄「ひととき」 忘れてくれてありがとう 山口県柳井市 久保純子(パート 64歳) 今年95歳になる父は、 庭に小さな菜園を作って野菜を育てている。 (略) ところが困ったことに、 野菜以外の植物に…

来月もまた会えると信じている(春木美子)

スクラップブックから 朝日新聞2018年5月10日朝刊 読者投稿欄「ひととき」 来月も3人で 静岡県三島市 春木美子(アルバイト 68歳) 「ランチをしませんか」 と、元上司から電話があった。 「いいですね」と私は声を弾ませる。 「Mさんの体調も良いから誘って…

お互い「いい顔つき」で進みましょう(増田明美)

スクラップブックから 讀賣新聞2018年5月9日朝刊 「人生案内」顔に奇形の痕 気になる (神奈川・E子) 60代女性。 唇に生まれつきの奇形があり、 自分の写真を見ると落胆します。 (略) 女にとって顔は命だと思い、 もう一回手術したいと考えることもありま…

連休明けの大王弁当

同居人は今夜は遅くなると言うので 大王弁当出動です! 黒胡麻ごはん。手羽先南蛮漬。鯖塩焼き。煮玉子。 薩摩揚げ。焼きピーマン。きゃらぶき。 自分の分の賄い大王弁当も作りました。 黒胡麻ごはん。鮭塩焼き。叉焼。煮玉子。薩摩揚げ。 焼きピーマン。き…

佐藤正午『鳩の撃退法』(上)(小学館、2014/2018文庫)

これは推理小説なのだろうか? 佐藤正午『鳩の撃退法』(上)(小学館、2014/2018文庫)を読む。 鳩の撃退法 上 (小学館文庫)作者: 佐藤正午出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/01/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 死んだ古本屋の親父…

『Sherlock』シーズン4(BBC、2017)

『Sherlock』シーズン4 (vol.1)を観る。 今回も予測を次々裏切る密度の濃い脚本。 シャーロック、ワトソン、ハドソン、マイクロフト、メアリーなど 役者陣の層の厚さ。 スピード感溢れる演出。 いやぁ、飽きないなぁ、と感心する。 ひとつだけ不満があると…

サービスはひっそり終了している

昨年末から懸案だった本の整理は済ませた。 段ボール6箱を奥只見たもかく本の街に送った。 先方の査定が終わると、森の土地の所有証が届く。 将来、乱開発を防ぐための少坪地主、 ナショナルトラストの奥只見版だ。 お酒専用小型冷蔵庫も掃除をし、整理をし…

いま、このタイミングで怪しい大王

友人三人が遊びにやってきて、晩ごはん会。 Gくんは難関の米国ワーキングビザを取得した。 同居人と僕が推薦状を書いた御礼にと 純米大吟醸一升を手土産に運んできてくれた。 そのさなか、大王の様子が怪しい。 日々「大王ノート」に オシッコ、ウンコ、盗み…

育児のこぼれ球を、誰かがすかさず拾う

スクラップブックから 朝日新聞2018年5月1日朝刊 松村圭一郎のフィールド手帳 家事も育児も 芸術的な連係 エチオピアの村の朝。 農家の女性たちがコーヒー豆の選別作業をしていた。 親戚の女性も手伝いに加わる。 生後8ヶ月の娘のいる母親が忙しそうに動き回…

宮下奈都『田舎の紳士服店のモデルの妻』(文藝春秋、2010)

心にゆっくり沁みてくるような文体がいい。 風変わりな題名の小説だ。 宮下奈都『田舎の紳士服店のモデルの妻』 (文藝春秋、2010)を読む。 田舎の紳士服店のモデルの妻作者: 宮下奈都出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/11メディア: 単行本 クリック: …