2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

八月の乳房の谷(七条章子)

クリッピングから 讀賣新聞2019年9月30日 読売歌壇 俵万智選 ペンダント素肌にかけて八月の乳房の谷はしんと冷たし たつの市 七条章子 触感まで伝わってくる一句。 「八月の乳房の谷」。 簡潔で、凝縮されていて、 読み手に想像させる言葉の連なり。 鉛筆を…

勉強部屋が再稼働しました

勉強部屋がこの週末、再稼働しました。 同居人からの圧力があり、夏休みを利用してプチ整理。 これまではもっぱら猫たちのくつろぎ場所と化していたのです。 ベルリンスクールに通っていた2006年から08年、 山のような宿題、修士論文に取り組むときは この部…

どんな判断が働いたのでしょうか(池上彰の新聞ななめ読み)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月27日朝刊 池上彰の新聞ななめ読み 東電旧経営陣3人に無罪 裁判用語 伝わったか 今月池上さんが取り上げたのは、 東京電力旧経営陣3人が起訴された裁判の判決報道でした。 裁判に関する新聞記事は、専門用語が多く、 一般…

増殖したか、昼寝枕

窓辺に置いた猫用昼寝枕が いつの間に2個に増えてる? いえいえ、茶色い枕は、 大王本体でした……

996で働く北京漂流プログラマー

クリッピングから 朝日新聞2019年9月24日朝刊 シリーズ 中国建国70年 大国の足もとで(1) 「996」過酷だけど 働きづめデジタル農民工の夢 (略) 「996」 午前9時から午後9時まで週6日、 金融やITなど一見、華やかな先端産業を支える若者らの 過酷な労働実…

はちみつをすくう、ただそのためにだけあるスプーンに(えんどうけいこ)

クリッピングから 讀賣新聞2019年9月23日朝刊 読売歌壇 俵万智選 優秀7句から 僕の好きな句を選んでみます。 はちみつをすくう、ただそのためにだけにあるスプーンに 生まれたかった 狭山市 えんどうけいこ 定型句でないため読むときは少々リズムが悪く感じ…

ありがとっていうの めんどくさいんだもん(宇田川紗弥)

クリッピングから 讀賣新聞2019年9月23日朝刊 こどもの詩 スーパーヒーロー 宇田川 紗弥 ママ さやはね なんでもいいから つよくなりたいの たすけてもらうのも うれしいけどね ありがとっていうの めんどくさいんだもん (神奈川県厚木市・はやし幼稚園年長…

自分が咲く場所は自分で探す(片岡桃代さんの娘)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月20日朝刊 読者投稿欄「ひととき」 咲く場所 決めた娘 兵庫県西宮市 片岡桃代 カウンセラー 50歳 (略) 思えば娘の就活は、私にとっても試練と葛藤の連続だった。 他人を押しのけてまで自分を通すことはしない、 ちょっと…

交流・交易の日本海を抗争の海にしてはならない(小笠原直樹)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月20日夕刊 現場へ! 「地上イージス」の波紋(第4回) 地元紙1面 異例の社長論文 新型兵器イージス・アショアの配備計画に揺れる秋田県を歩き、 地元紙・秋田魁(さきがけ)新報に勢いを感じた。 防衛省のずさんな調査のス…

おでん種仕入れに吉祥寺

秋の気配が漂ってきたな、と同居人がおでん小宴を企画立案。 大王食堂仕入部は吉祥寺・つかだまで買い出しに出掛けます。 暮れとは違って並んでいる客は数人。 対応する店員はおじさん、やや若めの男性の2名のみ。 なんだかいつもと違ってスローテンポです。…

香山リカ『オジサンはなぜカン違いするのか』(廣済堂新書、2019)

「自分は違うだろう」と信じたくても、 読んでいくうちにドキッとするんだなぁ、これが。 香山リカ『オジサンはなぜカン違いするのか』(廣済堂新書、2019)を読む。 オジサンはなぜカン違いするのか (廣済堂新書)作者: 香山リカ出版社/メーカー: 廣済堂出版…

「特休」と皆が書く中「休」とだけ(群青更紗)

クリッピングから 讀賣新聞2019年9月16日朝刊 読売歌壇(俵万智選) 今週の優秀作3句の中では 最初の句が一番心に残った。 蝉時雨、花火大会、甲子園、遠くの音を聴くだけの夏 狭山市 えんどうけいこ 【評】上の句、賑(にぎ)やかで華やかな夏の風物詩かと…

世界のシステム全史を描く着想

クリッピングから 朝日新聞2019年9月13日朝刊 世界システム論 壮大な試み ウォーラーステインさんを悼む 川北稔・大阪大学名誉教授 ウォーラーステインが その主著『近代世界システム』第1巻を上梓(じょうし)した1974年には、 ベルリンの壁も、ソ連邦も厳…

うなぎ弁当と写真力

週末、祝日、年休、 インプットホリデー(毎月一回)をつなげて5日間の秋休み。 4日目は沿線の公営ケアハウスで暮らしている母に 久しぶりにうなぎ弁当を出前に行く。 到来物の貴重な国産うなぎを使う。 我が家の惣菜、近所の八百屋のおばさんが作る惣菜を持…

柚木麻子『マジカルグランマ』(朝日新聞出版、2019)

この人の新作はいつも人気で公立図書館で予約してひたすら待機する。 思いがけないタイミングで貸出の順番が回ってくる。 書店で新刊を買って即読むのとは違う経験が 意外に悪くないと思えるようになった。 シニア生活の知恵かな? 柚木麻子『マジカルグラン…

副島隆彦『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社、2016)

副島先生の本は読み慣れてくると面白くなる。 ちょっといかがわしそうで最初は警戒するのだが、 他の人が書かないことを書いている。 その予言が当たっているから傾聴に値するのだ。 副島隆彦『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社、2016)を読む…

祝受賞!おづまりこ『おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活』

愛読しているおづまりこさんのシリーズの一冊、 『おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活』が 料理レシピ本大賞in Japan、第6回料理部門コミック賞を受賞しました。 おめでとうございます! おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活 (メディアファクト…

老舗の古書店の棚が似合う本

クリッピングから 朝日新聞2019年9月11日朝刊 天性の自由人 核にはドイツ文学 池内紀さんを悼む 評論家・川本三郎 「困ったことがあったら夜中でもいいから電話してください」。 家内を亡くし一人暮らしをしている私に そう言って励ましてくれた池内紀さんが…

池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題10』(角川新書、2019)

「逃げ恥」は知っていたけれど、「知ら恥」は知らなかった。 本書は「知ら恥」シリーズと呼ばれているのだそうです。 池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題10ー転機を迎える世界と日本』 (角川新書、2019)を読む。 知らないと恥をかく世界の大問題10 転…

言霊って絶対あると思います(中川翔子)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月12日朝刊 「若い世代 こう思う」 私を引っ張った言霊たち タレント 中川翔子さん 地獄の中学時代でした。 絵が好きなことを「キモい」と言われ、 いじめはエスカレート。 机に伏していると、皆が私の悪口を言っている気が…

古谷田奈月『神前酔狂宴』(河出書房新社、2019)

浜野と梶は幡ヶ谷にある派遣事務所カサギスタッフで面接を受けていた。 「時給1200円〜」につられて二人は千駄ヶ谷の高堂神社併設の披露宴会場 高堂会館で働き始めることになる。 二人とも神のことなどどうでもよくて、金オンリーの動機だ。 やがて、もう一…

在宅勤務で、大王ランチ

前夜の台風15号の影響が心配だったので 目覚めたときに上司にメールを送り在宅勤務に切り替えた。 今年から事前のメール送付だけで書類を提出することなく 月5回まで在宅勤務が認められるルールに変わった。 打合せ等もなくひとりで進める仕事だったので、効…

資本主義に未来はあるか(イマニュエル・ウォーラーステイン)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月4日朝刊 ウォーラーステインさん死去 米社会学者 「世界システム論」 近代の世界を一つのシステムとしてとらえる 「世界システム論」を提唱したアメリカの社会学者・歴史学者の イマニュエル・ウォーラーステインさんが8…

では若い人に席を譲ろう(池澤夏樹)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月4日朝刊 池澤夏樹 終わりと始まり 身に染みる衰え 老いては若きに席を譲ろう まずは個人的な話。 自分が老いたと思う。それが日々実感される。 身体能力が少しずつ失われる。 基礎代謝が減るとはどういうことか。 食物と…

すごい隠居生活、池内紀

クリッピングから 讀賣新聞2019年9月5日朝刊 訃報 池内紀さん死去 78歳 ゲーテ翻訳やエッセー ゲーテやカフカの翻訳から上質なエッセーまで、 幅広く文筆活動を展開したドイツ文学者の 池内紀(いけうち・おさむ)さんが8月30日、 虚血性心不全で死去した。7…

1万円クラスに負けない書き味、「マイ・ファースト万年筆」(税別1千円)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月2日夕刊 発創カンパニー パイロットコーポレーション キッズ万年筆 大人もつかむ ペン先には笑顔のマーク。 オレンジやライトグリーンのポップな色使い。 子どもが自然と正しく握れる、緩やかな三角形のグリップ。 1千円…

一人でシャワーを浴びながら泣くよりいい(大坂なおみ)

クリッピングから 朝日新聞2019年9月2日朝刊 大坂なおみ 女王の気遣い 「一人で泣くより」 敗れた15歳と一緒にインタビュー テニスの全米オープンで31日、女子シングルスで連覇を狙う 大坂なおみ(日清食品)が4回戦進出を決めた後、 粋な計らいで大観衆の心…

大王弁当持参で仕事に出掛けます

枝豆ごはんと同居人が作り置きした惣菜が残っていたので、 本日は大王弁当、ポットのアイス麦茶持参で仕事に出掛けます。 枝豆ごはん。大根菜オキアミ。カボチャとインゲン。 ひいか生姜煮。塩昆布。 隣のCビル広場に出ている椅子、テーブルで戸外ランチ。 …

カスピ海ヨーグルトを作りはじめた

太極拳仲間のMさんから カスピ海ヨーグルトの種菌を分けてもらいました。 さっそく指定の「種類別・牛乳」の表示がある 牛乳500mlパックを買ってきて製造開始! 30℃近くまで気温が上がるいまなら 24時間前後でできあがります。 小学生のときの理科の実験観察…

あなた(引用者注:イーロン・マスク)の科学技術に対する見方に驚いた(ジャック・マー)

クリッピングから 朝日新聞2019年8月30日朝刊 AI ヒト超えるか激論 テスラ・マスク氏「人より賢い面も多い」 アリババ・馬氏「機械に制御されない」 人工知能(AI)は人を超えるか—。 世間をにぎわすこの話題について、 米中のニューエコノミーの旗手2人が29…