書く/翻訳する

メモ: 九段理江&柴田元幸対談@cotogotobooks

コロナ禍でよくなったことのひとつは オンライン配信イベントが定着したことだ。 自分の興味関心を辿って予約すれば 自宅がキャンパス、レクチャールームになる。 九段理江さん、柴田元幸さんの特別対談を 有料(税込 1,650円)で購入した。 (2024年3月2日…

「大王グループ」の棚で 16冊目が売れました

神保町の貸棚書店 PASSAGE(パサージュ)は バックエンドでITの力をフル活用しています。 書棚に置いた本が売れるとほどなくメールが入ります。 自然な英語が書ける! 上級を目指すライティング・トレーニング作者:佐藤 昭弘NHK出版Amazon 佐藤昭弘『自然な英…

ルシア、岸本さん、リディアと英語独学教室開講

ルシア・ベルリン/岸本佐知子訳 『掃除婦のための手引き書』が文庫になったので購入。 順不同で読み始めたら、 英語原文と比較対照して読みたくなってしまった。 AbeBooks(「日本の古本屋」英語版のような古書サイト) WorldofBooks(イギリスの古書店)で…

訳者・松本侑子さんサイン入り『風柳荘のアン』が届いた

作家/翻訳家の松本侑子さんが 毎月続けてる著書・訳書のサイン本プレゼント。 1997年のサイト開設から、 2000名以上の読者に贈ってきた活動です。 4月に初応募したところ、幸運にも当選。 アン・シリーズ第4作『風柳荘のアン』が届きました。 僕はアンの世…

ひたすら作品に仕えることを目指し、自己実現なんて知るか!(柴田元幸)

クリッピングから 柴田元幸責任編集「MONKEY」vol.26 「特集 翻訳教室」 2022年2月15日発行 MONKEY vol.26 特集 翻訳教室(表紙絵:三好愛)作者:柴田 元幸,伊藤 比呂美,小島 敬太,ブレイディ みかこ,阿部 大樹,西川 美和,川上 弘美,古川 日出男,岸本 佐知子,ポ…

抜粋:都甲幸治『狂喜の読み屋』(共和国、2014)

10月のEテレ「100分de名著/ヘミングウェイ・スペシャル」を見て 案内役を務めた著者に興味を持った。 都甲幸治『狂喜の読み屋』(共和国、2014)を読む。 狂喜の読み屋 (散文の時間)作者:都甲 幸治共和国Amazon 「遅い読書 まえがきにかえて」から引用する…

「カンマの女王」読書案内(保存版)

2週間の貸出期間中には読み切れなかったけれども、 ここだけはメモしておきたいな、というページを見つけた。 メアリ・ノリス/有好 宏文訳 『カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話』(柏書房、2020)。 英語ネイティブの作家、校正者でもと…

アンナ・ツィマ/阿部賢一・須藤輝彦訳『シブヤで目覚めて』(河出書房新社、2021)

鴻巣友季子の書評に惹かれ、 図書館で即予約し、読んでみた。 クリッピングから 毎日新聞2021年5月8日朝刊「今週の本棚」 鴻巣友季子(翻訳家) 『シブヤで目覚めて』(アンナ・ツィマ著、阿部賢一・須藤輝彦訳) (河出書房新社・2970円) シブヤで目覚めて…

鴻巣友季子評:アンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて』(河出書房新社、2021)

クリッピングから 毎日新聞2021年5月8日朝刊 「今週の本棚」鴻巣友季子評(翻訳家) 『シブヤで目覚めて』アンナ・ツィマ著、阿部賢一・須藤輝彦訳 (河出書房新社・2970円) シブヤとプラハで二人に分裂した 日本フリークのチェコ人女子学生。 彼女の目に日…

1万人の投稿者に支えられて、1万日英訳を達成したい(久代京)

クリッピングから 朝日デジタル2021年4月18日 「連載 ひととき たどって」 暗闇に指で書いた英語 89歳、 衰え知らずの学ぶ意欲 (朝日デジタル動画より引用) まだ暗い朝の台所で、 届いたばかりの新聞の英訳を続ける89歳の女性が、 岐阜県各務原市にいる。 …

荻野アンナ選評:角田光代訳『源氏物語』(全3巻)(河出書房新社)

クリッピングから 讀賣新聞2021年2月1日朝刊 第72回読売文学賞/研究・翻訳賞 「源氏物語」(全3巻) 訳・角田光代(かくた・みつよ) 『源氏物語』完結記念 限定箱入り 全三巻セット作者:角田光代発売日: 2020/02/27メディア: 単行本 原文に近いスピード感…

富岡幸一郎『聖書をひらく』(編書房、2004)

『<危機>の正体』(佐藤優と共著)、『使徒的人間 カール・バルト』 『悦ばしき神学—カール・バルト「ローマ書講解」を読む』と富岡作品を連読。 富岡幸一郎『聖書をひらく』(編(あむ)書房/星雲社、2004)を読む。 聖書をひらく作者:富岡 幸一郎発売日…

すごい隠居生活、池内紀

クリッピングから 讀賣新聞2019年9月5日朝刊 訃報 池内紀さん死去 78歳 ゲーテ翻訳やエッセー ゲーテやカフカの翻訳から上質なエッセーまで、 幅広く文筆活動を展開したドイツ文学者の 池内紀(いけうち・おさむ)さんが8月30日、 虚血性心不全で死去した。7…

村上春樹編訳『ある作家の夕刻—フィッツジェラルド後期作品集』(中央公論新社、2019)

スクラップブックから 朝日新聞2019年6月11日朝刊 中央公論新社6月の新刊・話題書(書籍広告) 村上春樹編訳『ある作家の夕刻—フィッツジェラルド後期作品集』 短篇小説のバラエティと、秀逸なエッセイ。 揺るぎなく美しいその筆致を、心ゆくまで味わう— 最…

床がおかしくなるくらい資料がたまったから(村上春樹)

スクラップブックから 朝日新聞2018年11月5日朝刊 村上春樹さん、資料を母校へ 自筆原稿やレコード…早大が保存 作家の村上春樹さん(69)は4日、 東京都内で記者会見し、 自筆の原稿や書簡、レコードなどの所蔵資料を 母校の早稲田大学に寄贈すると発表した…

<ふさぎの虫>が目覚めてきたのです(五木寛之)

聞き手(木元健二)がいいのかなぁ。 五木寛之の話が面白い。 スクラップブックから 朝日新聞2018年10月3日朝刊 語る—人生の贈りもの— 京都の片隅でひっそりと 作家 五木寛之(第13回) 何をしているのか分からないような忙しい暮らしから 足を洗って、どこ…

「セカイメガネ」、連載72回になりました

2014年から業界誌『電通報』で連載中のコラム「セカイメガネ」。 現在は『ウェブ電通報』に舞台を移しましたが、 読者、編集者諸氏の応援があって 三ヶ月分ストックが溜まると、紙版一頁を使って特集を組んでくれます。 9月号はメルボルンChris、台北Sean、…

在宅勤務で「セカイメガネ」翻訳を進める

前日、上司Mさんにメールを入れ、 6月2回目の在宅勤務の了解をいただく。 サーバには「在宅勤務ファイル」を上げてあり、 その日必要な資料、原稿等は更新してある。 フェイス・トゥ・フェイスの打合せ等がなければ、 必要に応じて自宅で仕事ができるよう制度…

イラクで活動した人間たちの記録(2004-06)

スクラップブックから 朝日新聞2018年4月17日朝刊 2004年から06年にかけての 自衛隊イラク派遣の活動報告(日報)概要 (防衛省2018年4月16日開示) ムサンナ県の教育者などと調整。 「鉛筆やノート等の消耗品のニーズも高いが、 草の根では供与が難しいため…

海岸のたき火で骨にしてもらいたい(椎名誠)

スクラップブックから 朝日新聞2018年2月9日朝刊 語る—人生の贈りもの— 作家 椎名誠(第14回) 僕はずっと不眠症で、 約40年前から精神科に通っていて 睡眠薬をもらって飲んでいます。 ただ体は昔から健康優良児で頑健。 それだけに肉体の衰えはつらい。 わ…

現在の自衛隊を憲法に書いてみる(阪田雅裕)

1月から制度が始まって3回目の在宅勤務。 仕事の区切りを見計らって 近所のK図書館に新聞を読みに行く。 少し身体を動かすのも気分がいい。 スクラップブックから。 朝日新聞2018年2月7日朝刊。 オピニオン&フォーラム 憲法を考える 元内閣法制局長官、弁護…

佐藤昭弘『On Writing—書くチカラをつけるためのヒント』

NHKラジオ講座「実践ビジネス英語」テキストブックに 隔月全10回に亘って連載された 佐藤昭弘『On Writing—書くチカラをつけるためのヒント』が 大変勉強になった(2016年8月号〜2018年2月号所載)。 NHKラジオ実践ビジネス英語 2016年 08 月号 [雑誌]出版社…

トルーマン・カポーティ『夜の樹』(1994)

ブックファースト新宿店・秋の企画、 「名著百選2017」で選んだ一冊。 漫画家・板倉梓さん推薦、 トルーマン・カポーティ『夜の樹』(新潮文庫、1994)を読む。 『ティファニーで朝食を』『冷血』で知られ、 映画化もされたカポーティは名前は知っていたが、…

潜在意識を何度もくぐらせ、文章を立ち上げる

スクラップブックから 朝日新聞2017年12月22日朝刊 村上春樹さん チャンドラーの長編7作完訳 米国の作家レイモンド・チャンドラー(1888〜1959)の小説を 村上春樹さんが新訳した 『水底(みなそこ)の女』(早川書房)が刊行された。 2007年の『ロング・グ…

社会的強者への批判力を磨け(原寿雄)

スクラップブックから。 朝日新聞2017年12月7日朝刊 訃報 原寿雄さん死去 元共同通信編集主幹 他社の記者だった方を 朝日が二段抜き、写真入りで取り上げたのが印象に残った。 よほど新聞界で大切に思われた人だったのだろう。 ジャーナリストで 元共同通信…

村上春樹自筆『騎士団長殺し』

新潮社「波」3月号表紙は 村上春樹『騎士団長殺し』。 味のある字ですね。 単行本(文庫本でも?)では買えないので、 ブロガー仲間TOSHIの鏡さん同様、 一年後に読ませていただくことにしましょう。 過去の作品ならどれもすぐ借りられますからね! (文中敬…

ナボコフ『賜物』(沼野充義訳、雑誌初出1937-38)

ロシアの小説が読みたくなって借りてきた。 ウラジミール・ナボコフ『賜物(たまもの)』を読む。 賜物 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2)作者: ウラジーミル・ナボコフ,沼野充義出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/04/22メディア: 単行本購入: 2人…

ジェイ・ルービン『村上春樹と私』(2016)

2013年4月開講のNHKラジオ英語講座 「英語で読む村上春樹」を聴き始めて この人の書いた英文に触れることになった。 言葉の音楽を感じるその訳文は 村上の日本語原文に確かに通底していた。 ジェイ・ルービン『村上春樹と私 —日本の文学と文化に心を奪われた…

讀賣朝刊連載「読解力が危ない」

讀賣朝刊一面で始まった連載「読解力が危ない」。 Z会は既に社会人向けに「仕事で生きる文章力」2講座を開講していて、 それぞれ2〜3ヶ月の添削指導で受講料19,000円と23,000円。 (受講開始から1年間のサポートサービス付き) 500名の受講者を持つ講座にな…

Merlee Cruz-Jayme "Everyone Can Be Creative" (2016)

四人の娘であり、広告会社の会長兼チーフクリエーティブオフィサー。 ChiefMomと名乗り、しかもご覧の通りの美貌。 この方が現れるだけで社の幹部のみなさんは なんだかソワソワしている様子なのが手に取るように分かる。 マニラの同僚Merleeの初めての著作…