長城賞審査が始まった


日本だったら記念品は最後に渡すだろう。
中国では最初に渡す。
歓迎夕食会の後、協会、審査員、スタッフが全員集まり
ミーティングが開かれる。
そもそも「乾杯」が終わりアルコールが入った後に
真剣な話し合いが行われる順番も面白い。
既に飲み過ぎていたらえらいことになる。




そのミーティングの最後に記念品をいただいた。
まだ審査をしていないのに「先払い」のような感じである。
感謝の気持ちを先に表すのが中国の礼儀なのだ。
記念品はひとりひとりの名前を石に彫った印鑑である。
干支にちなんで兎がいる。
12年続けて審査員を務めれば十二支が揃う
と協会重鎮が冗談を言う。





審査は毎朝8時30分から始まる。
中国広告クリエーティブのいまが分かる貴重な機会である。
さて、どんな作品に出会えるか。
合間にいただく龍井茶がおいしい。
ボランティアの学生たちが背後で働いてくれている。