復刻と卒業


その昔、マンガ家になることを夢見ていた少年にとって
手塚治虫は神さまである。
正確に言えば、手塚治虫は、
僕が夢中になったマンガ家たちの目標だった人である。



手塚治虫の『新寳島』が復刻すると聞いて
ワクワクしない元マンガ家志望の少年はいない。
アマゾンに注文して入手したのが
昭和22年に定価25円で出版された『新寳島』である。
当時40万部を売ったというから
さぞや事件になるくらいのベストセラーであったろう。



今夜はセカクリ、
世界クリエーティブ塾の卒業ごはん会があった。
塾生たちから特製ケーキの差し入れがあり、
事務方からは卒業証書と
各自の名前を入れた記念のマグカップを贈呈した。
会費は気持ちよく全員割り勘!


いまどきの若者たちと
こうして8ヶ月にわたってみっちり付き合ってみると、
ひとりひとりの個性も成長も見えてくる。みんな、違う。
「いまどきの若者は」とひとくくりにして語るのは
間違いなく老化のしるしである。
気をつけよう。



めでたく卒業した5名の塾生たちの未来に幸あれ。
May Force be with you.