赤錆色の露天につかる日


たまには大きな風呂にゆっくりつかろうと
副会長、同居人を誘って「Uniqlo温泉」に向かう。
ここは一階がUniqloショップ。
二階から上にスポーツジムと天然温泉がある。



しかし、「Uniqlo渋滞」に阻まれ、
地下駐車場までたどり着けず、方針変更を余儀なくされる。
不況と言えど、集まるところには人が集まっている。



高井戸天然温泉「美しの湯」に向かう。
あるとき都内に次々とできた「スーパー銭湯」の一つである。
ここの湯は都内の温泉によくある黒湯ではなく、
赤錆色の湯である。露天も充実している。
さすがに土曜日、老若男女でなかなか繁盛している。
家族で半日楽しむ人たちも多く見かける。
どんな時代でも人間にはつつましい娯楽が必要なのだ。



風呂から上がってさっぱりしたら、今夜は内食。
別段世間のトレンドに媚びる気などさらさらないけれど、
自然とそうなる。
お金も倹約できるし、だいいち時間を気にせずゆっくりできる。
市井の多数が自然とそんなふうに行動すれば
それがやがて世間のトレンドになる。