久々の小津安二郎シリーズその5。
今宵は『麦秋』を観た。
なんでこんな淡々とした話を
ずっと観ていたくなるんだろうと不思議になるけれど、
読後感がいいからまた観たくなる。
原節子が義姉と鎌倉の浜辺を歩く後ろ姿のシーンがとてもよかった。
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原節子を観ていると、
古来より女性の持つ生命力のようなものが
こちらに伝わってくる。
笑顔がいいんだなぁ。
こんな人が身近にいたら、
きっとちょっと会話を交わすだけで
元気をもらえるんだろうなぁと思う。
丁寧な言葉。
ときにはすっぱな言葉。
そうした言葉が力を持っていることも
小津映画の特徴である。
やっぱり、言葉は言霊なんだなぁ。