近所の路地裏で少女二人がマットを敷き、
道具を並べて勉強しています。
ちゃんとおやつも用意しています。
秋の終わりと冬の始まりの間のようなひととき。
なるほど、きょうくらいの陽気なら
戸外も気持ちよさそうだなぁ。
さっそく真似して同居人の庭に椅子を引っ張り出し、
落ち葉の絨毯を敷き詰めた図書室で過ごすことにしました。
Eテレ100分de名著12月テキストを読み始めます。
12月はブルデュー『ディスタンクシオン』、講師は岸政彦さん。
社会学の名著とのことですが、僕は知りませんでした。
原著の翻訳本は図書館で借りてあります。
ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年12月 (NHK100分de名著)
- 作者:岸 政彦
- 発売日: 2020/11/25
- メディア: ムック
ディスタンクシオン〈普及版〉I 〔社会的判断力批判〕 (ブルデュー・ライブラリー)
- 作者:ピエール・ブルデュー
- 発売日: 2020/11/27
- メディア: 単行本
ディスタンクシオン〈普及版〉II 〔社会的判断力批判〕 (ブルデュー・ライブラリー)
- 作者:ピエール・ブルデュー
- 発売日: 2020/11/27
- メディア: 単行本
NHKのテキストは毎号100頁ほどにまとめられていて簡潔。
年表、図解、イラストレーションが入っていて
初心者にはとっつきやすく気に入っています。
人間の趣味や行動が階級に左右されるってどういうことかな。
日が暮れ始めて寒くなるまで頁を繰ります。
巻末に1月の予告が載っています。
(気の早い僕はこれを読むのが大好き!)
なんと斎藤幸平さんが講師で、マルクスの『資本論』!
「100分de名著」プロデューサーA氏、
2021年劈頭を飾るプログラムで勝負を賭けてきましたね。
考えてみればこの番組で
これまで『資本論』を取り上げていなかったのが不思議です。
盲点を突かれました。
(『資本論』を環境問題の視点で捉えた斎藤さんの新著)
(高畠素之翻訳版で『資本論』通読に成功せり!)