無濾過「雁木(がんぎ)」を愉しむ夜


山口県岩国には「獺祭(だっさい)」の旭酒造だけでなく、
「雁木(がんぎ)」の八百新酒造がある。
弁護士の友人O氏が八百新酒造社長と交友があり、
その縁で秋ならではのおりがらみ無濾過の「雁木」を三種送ってくれた。
昨夜は飲み比べをしようといつものメンバー、
副会長、同居人、小生が集まった。



左から純米、純米吟醸純米大吟醸である。
一本ずつ飲み干すのでなく、三種を同時に飲み比べると、
それぞれの性質の違いがよく分かる。
さて。



……と書いたものの、
どれもこれも柔らかく、
新酒と異なり秋ならではの熟成感もあり、旨い。
旨くて何の問題もないのだが、飲み比べの意味があるか。
副会長、同居人はともに純米が一番好きだと即答。
値段じゃないんだよな、好みというやつは。



  (豆腐の味噌漬け。白いご飯にのせて食べてもおいしい)


「獺祭」は飲んだことがあるけれど
「雁木」はまだという飲兵衛のみなさんは、
ぜひ、この銘柄をご記憶ください。
ふたつの個性ある酒蔵を持つ岩国という土地柄、
それぞれの杜氏たちの仕事ぶりを一度味わってほしいです。




清水の魚屋・魚としさんから届いた自慢の材料で
同居人がこしらえた焼き穴子、つみれ汁。
日本酒と一緒に、深まる秋の味覚を愉しみました。
土鍋で炊いた新米の松茸ごはんも好評。
無論、先日の丹波とは違って今度は韓国です。




最後に残っていた一箱を買ったら、
八百屋のおばちゃんが半値の500円にしてくれました。
ちなみに丹波丹波でも、
しめじだったら一袋120円で買えますよ。