クリッピングから
朝日新聞2019年6月21日朝刊
患者を生きる(第3822回)眠る
耳鳴り(5)情報編 脳の過度な興奮が原因
この記事の耳鳴りのしくみの図解が
分かりやすかった。
1 蝸牛(かぎゅう)が音を伝えにくくなっている
2 電気信号がしっかり届かない
3 足りない電気信号を補おうとして脳が興奮
↓
耳鳴りが発生
記事から引用する。
済生会宇都宮病院の新田清一(しんでん せいいち)さん
(耳鼻咽喉(いんこう)科主任診療科長・聴覚センター長)によると、
音がうまく聞き取れないと、
脳はこれまでのように音を認識しようと頑張ってしまう。
この過度な興奮が耳鳴りの原因だ。
聴力の低下が始まる20代以降、耳鳴りは誰にもあるという。
耳鳴りに気づくと「これまでと違う音が聞こえた」
と「注意の脳」が働く。
ストレスなどを感じる「苦痛の脳」や、
自律神経が連動して「苦痛のネットワーク」を形成し、
より耳鳴りを大きく感じさせる。
この仕組みを理解するだけで、改善する人もいるという。
(以下略)
(水野梓)
脳の頑張りが過度の興奮となって耳鳴りが発生。
「注意の脳」「苦痛の脳」がネットワークを形成して
より耳鳴りを大きく感じさせる。
脳はなんと不思議な動きをするんだろう。
僕は耳鳴りは今のところないが、めまいは出る。
めまいも脳が不安を覚えるとかえって気になることがある。
波乗りするようにやり過ごすことも大事だ。
脳と耳鳴りの関係を学ぶことは、
めまいの軽減にも役立つと思える。
「頑張り過ぎなくていいんだからね」
と脳に言ってやりたい。
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