ラベンダー湯につかり、「うるるん亭」(仮称)で一杯


同居人おかみの幻の小料理屋「うるるん亭」(仮称)が
週末ひっそり開店。
客は秘湯会(世界最小の湯を愛する会で会員は副会長と
会長の僕ふたり)のみの贅沢さ。
ぎっくり腰で三日ほど寝ていた副会長が
だいぶんマシになったらしく、やってくる。



地元M湯はきょうが風呂の日
入り口でくじを引き僕は記念タオル当選、
副会長ははずれのヤクルト。
ま、ファンクラブに入って、
きょうもYSマークのTシャツを着ているくらいの熱狂的ファンだから
ヤクルト一本でよろしい。


湯舟には空気玉をつけた網の袋がいくつか浮かび、
薬草らしきものが入っている。
なんだろ、これは?
匂いには覚えがあるが、僕も副会長も分からない。
甘草?よもぎ?はてさて。
湯舟につかる男どもはみな袋を手にして
クンクンと匂いをかぐ。
人間の本能なんだろうな。
正解が分かった人はいたのかな。


帰り際に入り口でM湯の男性に尋ねると、
ラベンダーを干したものだった!
都内全銭湯が風呂の日(本来は10月10日。1010=セントウ)に
富良野産ラベンダー湯と空くじなしのくじびきを提供しているのだった。



さて、M湯でさっぱりして、
「うるるん亭」で一杯やるとするか。
今宵のお品書きはどんなかな?
(僕は材料の仕入れ担当をしているので、
原料は分かっているが、同居人の仕上げが楽しみ)