神宮観戦ツアー18に招待された


年に一度、秘湯会副会長が「接待」と称して
同居人と僕を神宮球場ツアーに招待してくれる。
副会長は筋金入りのヤクルトファンで
ファンクラブには無論入っているし、
試合結果でいつも一喜一憂している。



球場での生ビール一杯、
副会長と夫人謹製観戦弁当、
リュックで持参したウィスキー、氷で作るハイボール付き(お代わり自由!)。
至れり尽くせりの大名ツアーとなる。



(副会長が自宅の庭で育てたプチトマト入り)


同居人も僕も試合観戦は70%ほどで、
残りの30%は神宮の空の変化を眺めている。
ドーム球場では味わえない景色なのだ。


試合は4対3で阪神に敗戦。
負けたら負けたで結構あっさりしているのが
ヤクルトファン気質だ。
試合後一塁側で「六甲おろし」を唱和するのだから、
これでいいのかな、とさしたる野球ファンでない同居人も僕も
いささか疑問かつ心配に思う。
応援歌「東京音頭」の脳天気さが
ヤクルトらしいと言えば言える。


水島新司あぶさん」のごとく代打で登場し、
阪神に一点差まで迫る会心二塁打を放った畠山選手の意地が
今宵の見どころと言えば見どころだった。