読書週間(10月27日から11月9日まで)にちなんで
読売新聞が世論調査を取っていた。
(18歳以上の有権者3,000人にアンケート送付。1,968人=66%が回答)
その中に僕が興味のある質問が含まれていた。
引用する。
Q 公立図書館が、発売されたばかりの新刊の本を貸し出すことについて、
次の2つの意見のうち、あなたの考えに近い方を選んで下さい。
答え
1. 新刊を買う人が減り、著者や出版社に影響が出る可能性が
あるので、一定期間貸し出さない方がよい 35%
2. 図書館は、無料で資料や情報を提供する役割があるので、
すぐに貸し出してもよい 61%
3.答えない 4%
僕の考えは1.だ。
2.の考えを採って図書館が無料で新刊を貸していたら、
やはり売れ行きにマイナスの影響があるだろう。
長い目で見れば、著述で生計を営める人の数が減少する。
この質問には深掘りが必要だった。
「一定期間」とはどれくらいの期間が適当だとあなたは考えますか
と1.の回答者に聞いて欲しかった。
僕は6ヶ月だ。
図書館司書が選んだ新刊は購入してもらい、
6ヶ月間は図書館での閲覧のみ。
その後に貸出を始める案だ。
(「どうか、いいアイデアが出ますように」。
僕が勤務する会社のベーカリーが販売する名物「案パン」1ヶ130円)
新作映画を、どのくらいの期間を経てDVDとして発売し、
いつからレンタルショップで貸し出すか。
民間には豊富なビッグデータがある。
これを参考にさせてもらえばいいだろう。
作家と図書館と読み手の共存。
そのためのルールが欲しい。