ベルリンスクールが東京にやってきた


僕が2006年から2008年まで通った
ベルリンスクール・オブ・クリエーティブ・リーダーシップ(BSCL)
東京に来ている。
この日は僕たちがホストを務め一日プログラムを実施した。
世界でたったひとつの独自カリキュラムを持つ
働く社会人のためのエグゼクティブMBA(EMBA)である。
仕事を続けながら2週間ずつ
二年以内に5モジュールを受けるプログラムだ。



コミュニケーション業界(広告、マーケティング、ジャーナリズム、
エンターテインメントなど)の新時代におけるリーダー育成が
ベルリンスクール創設の目的だ。
ベルリンをベースにロサンゼルス、上海、東京を訪れ
各モジュールを学び、最後に卒論を提出する。
最終プレゼンテーションを通過すればMBAが取得できる。
そのアジアモジュール最後の二日間なのである。
2011年は大震災、原発事故のために中止になった。
東京セッションは2007年から数えて5回目である。



29名の参加者はドイツ、オーストリアフィンランドデンマーク
スイス、ルーマニアイスラエル、中国、日本、マレーシア、
ブラジル、プエルトリコ、コロンビアと多彩な国からやってきている。
セッション後の質疑応答の活発さがベルリンスクールの特徴だ。
日本人同士なら遠慮して尋ねないことまで率直に聞いてくる。
議論の温度を高め、本質にアプローチする手助けをするのが
モデレーターの僕の役割だ。



第三セッションではサンパウロで3月にやったスピーチ
"Pollen and Bees" を僕が話す。
ソーシャル時代のコミュニケーションのダイナミズムを
具体的事例を使って読み解く内容だ。
参加者とのディスカッションが楽しみだ。