骨董の時空間にたたずむ


帰国のフライトは午後10時。
普通ならなんとも持てあましてしまいそうな一日だが、
Citra Pariwaraに招待してくれたJさんが僕に付き合ってくれた。
ジャカルタの街は勝手にうろつくことができぬ街なので、
ウォーキング派の僕にはそれだけが小さな不満だった。




地元の人たちがほとんど行かない国立博物館に行ってみたい。
博物館の建築物そのものが骨董品のようであり、
その中は時間が止まっていた。
インドネシア景気動向にもまったく関係ない空間だった。




しかし、こうした場所に
その土地の人のオリジンが垣間見えるものだ。
時間が止まったジャカルタの空間で、
僕はしばしたたずむ。