カンヌで「復興の狼煙」


会社のデスクまわりに二枚のポスターを貼った。
釜石市で被災した方々を撮った
「復興の狼煙」ポスタープロジェクトの作品だ。


  「前よりいい町にしてやる。」
  「大笑いできるその日まで。」


このプロジェクトからは既に
釜石市で18点、大槌市で10点のポスターが誕生している。



「復興の狼煙」チームメンバーはあくまで匿名で、
盛岡を中心に全員ボランティアで活動している。
大企業から支援の申し出があったがそれも断り、
実費に被災地への義援金をのせた金額でポスターを販売している。
つまりそれ以外のすべての費用はメンバーの持ち出しで、
盛岡の印刷会社も社長の意志で採算を考えず印刷している。



ひょんな縁から「復興の狼煙」の初期ポスター13点(すべて釜石市)を
今年のカンヌ国際広告祭メイン会場に隣接する会場に
展示する手伝いをしている。
NPO "Act Responsible" が企画・運営する
"Tribute to Japan" である。
東日本大震災後の日本を応援するために
世界中で制作されたポスターが一堂に会するのだ。
被災地のみなさんの復興への思いを伝えるために
僕たちもカンヌで狼煙を上げてくる。


"Tribute to Japan" は、
6月19日から25日までカンヌ国際広告祭・海側会場で開催。