60%はもうできるようになっていた(当社独自調査による)

参加6年目になる太極拳教室。
感染予防対策をしながら7月から隔週(通常は毎週)で再開した。
N先生にこれまで習ってきたストレッチを
自宅でも日々続けている。
でも、仲間たちの顔を見ながら90分ほど一緒にやる練習は
なかなかいいものだ。
開始前、休憩時間、片付けを済ませて帰るときに交わす
どうってことのない会話が、人には必要なんだなぁ、と思う。


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故郷・与論島から戻ったTちゃんは
「おみやげ買う間もなかったからさ」と
駅前の「茂蔵」で買ってきた水羊羹をみんなにひとつずつ配ってくれた。
おみやげなんて買わなくたって全然構わない関係なんだけど、ね。
「Tちゃん、おみやげ、ありがとね」
帰り際に一声かけると、照れたような仕草をして去っていった。


コロナ禍でたくさんのことを諦めているような気にみんななっている。
疑り深い僕はノートに
「できるようになったこと」「まだできないこと」を書き出してみた。
驚いたことに60%はもうできるようになっていて(感染対策は当然の前提として)、
まだできないことは40%だった。
40%のほとんどはやっても構わないことだけれど、
僕自身がまだやめておこうと自重していることだった。
(むしろ国や自治体が今や推奨していることが多く含まれていた)


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自重は自粛とは違う。
政府や自治体から同調圧力を当てにして要請されることでなく、
必要な情報を収集し自分で判断し行動し、結果を参考に日々修正していくことだ。
不確かな情報、内心の不安から他人をむやみに攻撃する動きには一線を引き、
自分に可能な範囲をわきまえながら、人に寛容でいることだ。