流れ流れて台湾へ

会社で仕事が終わったのが夜の10時。
たまにはビールでも飲んで晩ご飯を食べて帰ろう。
立ち飲み屋が満員だったり
入ろうとした居酒屋がぼちぼち店じまいだったり
夜の新橋を流れ流れる。
ふと思いつき「台南担仔麺大王」に寄る。
昔通りのたたずまいだ。
調理するおじさんや料理を運んでくれるおじさんが
昔と一緒かどうかはまるで記憶にない。



暑くもなく寒くもない夜は
外で飲んだり食べたりがアジアである。
なんだかそれだけでちょっと楽しい。
仕事を終えた会社員のグループや
出張で関西からやってきたおっさんたちが
入れ替わり立ち替わりやってくる。


この店の名物は仕上げの台湾わんこそば、
ターミー(写真右上)とケーシーのセット、420円。
肉味噌と香菜入りの汁そばとメンマ入りの汁そばの二種セット。
単品では頼めない。
たいがいの客はこのセットでシメて家路につく。
タクシーで帰る客は例外で、
みんな終電までには帰っていく。