びーめん生活と新子の夜


原宿クエストホールで
篠原ともえイッセー尾形のびーめん生活」を観る。
先週は別の演目をやっていたのだから
イッセーさんは本当に凄い。エネルギッシュだ。
小松政夫桃井かおりに続く共演シリーズ三作目。
ちょっと不思議な舞台だった。


ストーリーの枠組みは一応あるものの中途はアドリブだらけ、
演劇とスタンダップコメディの中間のような実験作である。
ひとつ間違えばガタガタになる恐れだってあるのに
なんだかんだと2時間、観客を引っ張っていってしまった。
篠原のでまかせソング、勘のいい突っ込みがあり、
イッセーさんはどこにボールが飛んできても
柔らかく受け止めて返している。


2人の他にミュージシャン2人、
スタッフ2人(つまりズブの素人)の計6人の芝居。
観ているうちにイッセーさんと400人の観客が
共同作業をしている気がしてくる。
演出・森田雄三の狙いでもあるのか。
そういう演劇があってもいいだろう。
舞台に本来決まりはないのだ。



観劇後、新代田のG鮨に副会長、同居人と出かけた。
今年はなんとか新子(しんこ)に間に合った。
オリンピックの野球は韓国がキューバを振り切り、
堂々の全勝優勝。日本のふがいなさを副会長と嘆いた。