公共教育こそ、最高水準であるべきだ(後藤正文)


スクラップブックから
朝日新聞2018年4月25日朝刊
後藤正文の朝からロック
すべての子どもに扉を



   経済的に豊かな子どもほど良い教育を受けられる。
   公立小中学校に通う子どもの保護者の約6割が、
   こうした教育格差を容認しているという記事を読んだ。
   (略)


   教育の質が「経済力=支払う金銭」と
   正比例の関係にあるならば、
   「君たちの将来は
   後天的な努力で身につく能力ではなく、
   生まれた環境にかかっている」と、
   すべての子どもに告げるようなものだ。
   (略)


   公共教育こそ、
   最高水準であるべきだと思う。
   貧富に関わらず、
   子どもたちには最高の学習機会が与えられてほしい。
   すべての子どもの可能性に扉を開く社会を求む。
                  (ミュージシャン)


公共教育の水準を上げるためには
教える先生たちの報酬を上げる必要もある。
その先生たちの待遇も
正規、非正規の差別を放置したままでは心許ない。


(公立高校の重要さを浦高での体験から伝えた、佐藤優さんの新刊)