戦線広げず、ロシア語漆塗り作戦


ロシア語の勉強、続いています。
7ヶ月目に入りました。
作戦を考えたんです。
4月開講のNHKラジオ講座はテキストブックを購入し、
録音はするけれど、ひとまずそのままにしておく。



(ありよしきなこさんの表紙イラストレーションが可愛い)


その代わり、2017年10月から18年3月まで放送した
林田理惠先生「大人のためのロシア語」を
何度も聴き、声を出し、手で書いて復習する。
戦線をいたずらに広げて収穫をあいまいにするのでなく、
「漆塗り方式」(Ⓒ佐藤優さん)を採用して
知識を確実に身に付ける道を選びました。



以前出向先の友人たちにいただいたICレコーダーラジオに
半年分の講座を収録してあります(二日分くらいは失敗したが)。
昼食後の休憩時間、
帰りの通勤電車の中(行きはドイツ語です)、
帰宅して台所仕事をするとき、
週末掃除をするとき。
隙間時間を集めていけば、
チリも積もって山となる。
語学の達人ロンブ・カトーさんが言う
週平均10〜12時間くらいはその気になればひねり出せます。


   誠実な人々は、ものごとを簡単に一般化しないものです。
   しかし、統計的数字に基づいた確かな結論が、ここにあります。
   すなわち、外国語学習に必要な最低限の時間は、
   週平均10〜12時間なのです。
   (ロンブ・カトー『わたしの外国語学習法』p.68)


わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

(作家でロシア語の達人・米原万里さんが唯一翻訳した本。名著)


応用編の安岡治子先生の講座「ロシア文学からの贈り物」も
6ヶ月前よりは理解できるようになりました。
こうなるとしめたもの。
国語学習は苦行どころか、
「ほぼ娯楽」に近づきます。
お金もほとんどかからないし、ね。