田中森一「反転 闇社会の守護神と呼ばれて」読了。
佐藤優が「国家の罠」で書いたように
検察は国家の骨格を守るために
犯罪の線引きをして機能する。
「月刊文藝春秋」でも二ヶ月連載で
立花隆が田中森一にインタビューしている。
合わせて読むとおもしろい。
僕たちが日頃生活している場面では
国家を意識することはほとんどない。
社会の光と闇の境目、
犯罪すれすれの政治行動、経済行為があるとき
国家が検察の活動を通して突如として現れる。
それが個人に対して圧倒的な力を持つことは
これまでの歴史となんら変わりない。
- 作者: 田中森一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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