耳コトバが復権した夜

2008年6月8日午後7時、
南青山「マンダラ」で耳コトバが復権した。
TOKYO FMで毎週金曜日にオンエアされている
Tokyo Copywriters' Streetのライヴが実現した。
一倉宏、小野田隆雄、中山佐知子のレギュラー執筆陣をはじめ
15名のコピーライターが番組・ライヴのために書いたコトバを
大川泰樹、坂東工、いせゆみこの三人が
耳コトバに変えていく。
鈴木綾子のピアノ、森田仁人のミキシングだけが
耳コトバの時間の旅の道連れとなる。
広告のコトバが空虚に聞こえてならない時代だが、
コピーライターの視点、発想、技術が衰えているわけではないことが
証明されたように僕には思えた。
メンバーは無報酬で原稿を書き、
ライヴ開催のためのあらゆる準備を自分たちの手で行った。
100名の客は日曜夜開催のハンディキャップを乗り越えて
「マンダラ」に集結し、降臨する耳コトバに耳を傾けた。
コトバは語り手、聴き手、場を得て
その生命を取り戻す。
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Tokyo Copywriters' Streetは祝日をのぞく毎週金曜日、
17時50分からTOKYO FMで放送されています。
番組HP http://tcss.seesaa.net/