38年ぶりの広辞苑


義理の父はいまだに誕生日に
お祝いとして一万円送ってくれる。
そのお金で10年ぶりに改訂された
広辞苑」第六版を買うことに決めていた。
11日から書店に並びはじめた。
高校に入学するとき
叔母からお祝いにいただいたお金で
広辞苑」第二版を買ったのが38年前のことだ。
時間の許すときに徒然なるまま
良質の辞書を読むのは楽しい。
「少年老いやすく学成り難し」の成句通り、
勉強する割にはなかなか賢くもならないが、
自分の知らない世界を知ることは最高の遊びである。
一生飽きることはない。
ところで「広辞苑」第六版、
初回限定の特別付録がついて3.4kg。
ずっしりとした重量感もさることながら
学者たちの10年間の成果が7,500円じゃ
申し訳ない気がする。