ミニワークショップ

アドフェストに行った出向元や他社の連中が
ラジオ審査について話を聴かせてくれと
会社にやってきた。
キャノンのラジオCMで
日本唯一の銀賞を受賞した山本渉くん、
惜しくも入賞を逃した橋本くん、杉山くんだ。
こうした時間はめったに作れないので
僕の部下にも声をかけたら
4人が同席することになった。
ミニミニワークショップの始まりだ。
アドフェストでラジオのカテゴリー審査が始まって
今年で二年目。
応募数は138本とまだ少なく、
日本、フィリピン、マレーシア、オーストラリアなど
熱心な参加国・都市は限られている。
その分、アジア各国から参加した僕たち7人の審査員は
二日間に渡って丁寧に審査することができた。
例えば英文スクリプトがまったくついていないインドの作品も
事務局がエージェンシーに問い合わせして原稿をもらい
二日目にあらためて審査した。
こうしたことはカンヌではとても無理だろう。
即座に落選だ。
みんなで入賞作、応募作を聴きながら
僕たち審査員がどう評価して入賞を決めたかを話した。
審査員同士で意見が異なった場面もあり、
そうした審査の過程も説明した。
みんなこうした広告賞を獲得したい野心に燃えている。
応募数が少なくとも入賞数も少ないから
受賞は簡単なことではない。
この日参加した杉山くんは相棒とともに今年6月、
カンヌのヤングコンペティション・フィルム部門に
日本代表として出陣する。予選を勝ち抜いたのだ。
勝利を祈りたい。