ネズミを狙う猫

カンヌ・猫のフィギュアシリーズ(その5)は
ネズミを狙う猫。
黒白と茶トラ、二匹の子猫が
地面を歩くネズミを塀の上からじっと眺めています。
狩りの本能がうずいているのは
まず疑いの余地がないでしょう。
哀れネズミは、
おのれの生命が危機にさらされていることに
いまだ気づいていません。
二匹の子猫はいざ狩りを始めれば
今度は獲物を独り占めしようとして
ケンカを始めるのかもしれません。
昨日の友は、今日は敵。
欲を制御するのは、
猫にとっても、我々人間にとっても
まことにむつかしいものです。
頭じゃ分かっちゃいるつもりなんだけど、
ね、子猫ちゃん。