名物・麺抜きチャンポンスープ


ときどき道路を渡って食べに行くのが「長崎飯店」。
チャンポン、皿うどんが名物で、
昼時に行くとまず7,8人はカウンタ−の後ろに並んでいる。
客さばきのいいおばさんが次々と注文を聞いては
調理場に指示する。空いた席にすわらせていく。
あれよあれよと10分も待たぬうちに昼ごはんにありつける。



「長崎飯店」でおもしろいのは「セット!」と注文すると、
ご覧のように麺を抜いたチャンポンスープがついてくる。
蕎麦屋で酒を飲んでいる時に注文する「抜き」というヤツですな。
チャンポン、皿うどん、炒飯、どれでも850円で、
このチャンポンスープがプラス50円。
野菜たっぷりなのがうれしい。


もちろんチャンポンを頼む人は「セット」はできません。
その代わり麺大盛り、具大盛りがあって
みんなあれこれ自分の好みと腹具合に相談して注文している。



さらに常連になると、
「ダブルっ!」とおばさんに声をかけている。
なにがダブルなのかなぁ、と初心者が好奇心にそそられていると
チャンポンスープが二つ付いてきた。これでプラス100円。


採算度外視のサービスらしく、
さすがに「トリプル」は禁じ手なのだった。
「トリプル」頼まれちゃって、
「おばちゃん、悪いけど、麺も追加で入れてくれる」
って客の注文聞いてたら、チャンポンが格安でできちゃうもんね。