秋深まって、鶴の湯


銭湯・温泉を愛する秘湯会にとって
入浴に向かない季節などないが、
秋が深まり冬に向かおうとするこの頃の一湯はまたたまらない。
久しぶりに東京銭湯お遍路に出ることにした。
豪徳寺にある世田谷7番・鶴の湯である。



同名の銭湯は比較的多い。
映画『おくりびと』で使われた山形の銭湯は「鶴乃湯」である。
今年の8月いっぱいで廃業した。


ここ鶴の湯は湯が熱い、古典的な銭湯である。
ゆっくり入りたい人には
唐辛子、生姜のエッセンスを使ったぬるめの湯が用意されている。
発汗効果に優れている。



帰りは山下駅から東急世田谷線に乗って家路に向かう。
二両編成の、どこかのどかな雰囲気の電車である。



これでお遍路も50湯到達。
結願(けちがん)まで残すところ38湯となった。


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