グローバル・プレイヤーと日本文化


大手町の日経ホールに講演を聴きに行く。
日経ウェブ創刊記念のシンポジウムに申し込んだら当選したのだ。
きょうのお目当ては、日本マクドナルド原田泳幸CEOの話。
7年連続マイナス成長だったマクドナルドのCEOに2004年に就任し、
以来7年連続プラス成長している経営の秘密を語るという内容だ。



原田さんの講演タイトルは、
"Back To The Basic With Innovative Manner"。
アップル・ジャパンの社長であったこともあるのに、
「僕は、iPhoneも、iPadも使わないんです」と微笑む。
この方は人なつこい笑顔がいい。



  (原田泳幸日本マクドナルドCEO: 日経電子版より引用)


「スタッフのモチベーションを上げるためになにをしたらいいか、
から始めました」
「普通のことをやっているだけです。ただし、イノベーティブな方法を
活用して」
iPadが流行っているからと言って、すべて電子出版になるといった
極端な論調には与しない」
簡潔に、しかし堂々と自分の意見を述べる方である。



僕が原田さんに一番共感したのは、
「日本人がグローバル・プレイヤーになるためには
日本の文化を理解し、尊重することが大切だ」
という結論の発言。
本当にそうなんだ。