春陽展、シュルレアリスム展、送別会


僕が3月まで出向していた会社の同僚Tさんが
「第88回春陽展」でグランプリにあたる春陽会賞を受賞。
先日の小磯良平大賞展佳作「春」に続く快挙である。
六本木の新国立美術館に観に行く。
数百点の展示の中でTさんの2作品「助走」「安息」が
他の誰にも似ていないことに感心する。
どこか透明感のある切なさが僕の印象に残った。




  (春陽会賞受賞作品「助走」。春陽会サイトから引用)


同時開催している「シュルレアリスム展」を覗いていく。
パリ・ポンピドゥセンター所蔵作品だ。
シュルレアリスムの作品をこれほどまとめて観たことはなく
なぜこうした芸術運動がこの時期パリを中心に起きたのか、
興味を引かれた。





  (ブローネルの作品は会場で購入した絵はがきを接写して引用)


一点一点じっくり観ていくうちに
マールが飲みたくなったのはなぜだろう。
粕取りブランデーはシュルレアリスムに似合うのか。
ルーマニアの作家、ヴィクトル・ブローネルに出会えたことが
僕にとって最大の収穫である。



出向先で同僚だったみなさんが
この夜、僕のために送別会を開いてくれた。
この会のハイライトは力作の送別ビデオ上映。
僕の仕事上の恩師であるOさんや
昼食に行きつけだった魚料理と小鉢の店Nのみなさん、
ベルリンスクールのマイケル・コンラッド学長まで登場して
僕にメッセージを送ってくれたことがとてもうれしかった。
みなさんに出演していただくためには
準備や交渉が必要だったろう。
映像の撮影、編集にも時間をかけたに違いない。
僕以外の出席者にもおおいに楽しんでいただける作品が完成した。


この場でみなさんから
「永久ご意見番」の公式認定証をいただいた。
今後もひとりひとりの仕事、チームの仕事を見せてもらい
フィードバックを送ることにする。



wikipedia:en:Victor Brauner