ベルリン宮殿再現の夢

きょうはチームプロジェクト発表の第一日目。
3つに分かれたチームがそれぞれ半日受け持って
セッションを組み立てる。
ベルリンの中心街、
博物館島の宮殿跡に集合するところから
チーム1のプレゼンテーションが始まった。
ベルリンの宮殿は第二次世界大戦の空襲で破壊され、
その後、東ドイツ政府によって整地され
現在は広大な広場になっている。
きょうのゲストスピーカー、
Wilhelm von Boddien(写真右)が
ハンブルグで8歳の少年だったとき、
破壊され消滅したベルリン宮殿のことを知った。
以来、その宮殿を再現したいという
「クレージーな夢」に取り付かれてきた。
少年の妄想はやがてキーパーソンたちを動かし始め、
昨年12月、ベルリン宮殿再現プランは
ドイツ国会の承認を圧倒的多数で得た。
しかし、資金の問題が解決したわけではない。
夢の実現の道のりはまだ半ばで、
8000万ユーロの資金を市民の寄付によって集め
2015年までに完成させる。
Boddienは既に初老の男になったが、
少年の頃の「妄想」を現実のものにしようとしている。
チーム1のプレゼンテーションは
Boddien本人に現在建設中の宮殿周辺を案内してもらい
彼からクリエイティブ・リーダーシップを学ぶというものだ。
僕たちは寄付をすることでベルリン宮殿再現の夢に
参加することができる。
以下のアドレスで詳細が分かるので
一度のぞいてみてほしい。

  www.berliner-schloss.de

すごい男がいたものだ。