イスラエル大統領の言葉

テルアビブのGideonは
チームプロジェクトとして
特別なプレゼンテーションを用意した。
2007年6月にイスラエル第9代大統領に就任した
Shimon Peresに会い、
リーダーシップについて彼の考えを聴き、
クラスで発表してくれたのだ。
当初大統領官邸はベルリンスクールの宣伝に
大統領を使うわけにはいかないと固辞していた。
ブッシュ大統領イスラエル訪問が中止になった
タイミングにGideonは再度官邸に
大統領との面会を求めた。
運よく大統領にGideonのリクエストがとりつがれ
Gideonは大統領のもとへ向かった。
Shimon Peresの言葉はどれも印象的だったが、
ひとつだけ引用しておく。
「決して過去に寄りかかってはいけない。
 いつも明日なにができるかを考えるのだ」。
Peresは94年にRabin、Arafatとともに
ノーベル平和賞を受けたことでも知られている。
僕たちのスクールがベルリンにあることも
ベルリンがナチとは切っても切れない関係にあったことも
彼の言葉どおり、
Gideonのインタビュー実現の障害にはならなかった。
こうしたプレゼンテーションを
参加者のひとりが実現してしまうこと自体、
ベルリンスクールの懐の深さを表現しているように
僕には思える。
(写真:プレゼンテーションしているのがGideon。
 僕のテルアビブで初めての友人。
 背後の映像の左がShimon Peresイスラエル大統領。
 周囲には複数のSPがいてGideonを睨んでいる)