ベルリンスクール卒業式

午前中は昨日の卒業論文(Thesis)プレゼンテーションの
フィードバックがピエール(学部長。ディーン)、
マイケル(学長。プレジデント)からあった。
反対に僕たち参加者は
18ヶ月に及んだプログラムの評価のレビューをした。
こうしたやりとりがきっちりしている。
あいまいな終わり方はしないのは見習うべきだろう。
プレゼンテーションを終えた12名は全員合格して
めでたくMBAの学位を手に入れた。
娘が産まれたことでプレゼンテーションと最終試験が
できなかったMatthiasは2週間後から始まる次のクラスで
追試をしてもらって卒業する予定だ。
ベルリンスクール・クリエーティブ・リーダーシップの
初めての卒業生は13名になる。
4時からは卒業式とお祝いのパーティ。
ピエール、マイケルを始め数人からスピーチをもらう。
僕たちはMBAの学位と卒業祝いの万年筆を受け取る。
万年筆を贈るのはドイツの大学の伝統なのだ。
ちなみにメーカーはペリカンだった。
仕事と並行しながら
なんて密度の濃い18ヶ月を過ごしたんだろう
と僕も感慨深い。
全員で創ってきた時間、空間、文化に
いったんピリオドが打たれる。
6度に及ぶ頭と心のトライアスロンを完走した達成感と
大家族が離散するような空白感を同時に味わうことになった。
きょうは卒業生全員が伝統に従いガウンと帽子を身に着けた。
写真右はスイスのバーゼルから参加したThomas。
ベルリンスクールでもっとも親しくした級友のひとりだ。
明朝、列車でバーゼルに帰っていく。
でも、これは終わりの始まりだ。
僕たちの友情と絆は続けることが可能だ。
時代は幸いWeb2.0なのだ。
デジタルが僕たちに味方してくれる。