願いごとと悩みごと

我が社の名物となりつつある「階段ギャラリー」第三弾、
「七夕祭」が無事終わった。
秀逸だったのはたくさんの願いごとから
実行委員会の女性たちが一つ選び、
本当に叶えたことだった。



「少しだけ恋をする時間を下さい」。
何の気なしに願いごとを書いた中澤誠くんは、
「七夕祭」を企画したゾロメ女子3人組に
「デート大作戦」をプレゼンテーションされた。


まぁ、ここまでなら予測範囲なのだが、
なんと休日の一日、
中澤くんはびっしり組まれたスケジュールにのっとって
4人の女性(人妻を含む)とデートすることになったのだ。
企画書では3人だったのが、さらにひとり増えている!



企画はダメ押しが大切で、
願いごとをひとつ叶えたことで
「七夕祭」はクライマックスを迎えることができた。
実行委員会のゾロメ女子3人組に拍手である。
(ちなみにゾロメというのは3人組の年齢に関係あるのだが、
 ここにはうっかり書けない)



この話には後日談があって、
その日のデート代総額をゾロメたちに請求された
階段ギャラリー事務局長M氏が頭を抱えているのだ。
そもそもこのギャラリーは運営予算ほぼゼロなので、
領収書をどうしたものか、事務局長が右往左往している。
ひとつ願いごとが叶えば、ひとつ悩みごとが生まれるのが、
この世の常である。