昭和30年代のグラスを買った

会社近くの食器屋さんで在庫一掃セールをやってました。
昼休みのときにチラッと見ていた小ぶりのグラス。
仕事帰りに寄ってみるとまだ残ってます。



「これ、いくつ残ってる?」
  「全部で4,50個あったんですけど、
   最後の10個ですね」
「じゃ、全部ちょうだい」
  「これ、高いもんじゃないけど、
   昭和30年代に作られたものでもうないんですよ。
   こんな時期だから倉庫に在庫抱えるのもどうかと思って
   整理してたら出てきたんです」



シンプルで飾り気のないデザインが気に入りました。
1個100円。10個で1,000円。
ちょうど100mlが入る大きさ。
店の人はビールを飲むのにいいですよ、と言っていた。
そう言えば確かにガラスが薄い。



売れ残れば処分するしかなかった昭和グラスに
働く場所を作ってあげられるのは楽しいね。
作られてからとうに40年は経っている。
思えばずいぶん長い間、倉庫の片隅で待機していたんだね。
どうぞ、我が家で存分に活躍してください。
僕もあなたがたをうっかり割らないように気をつけます。



写真の右上には
特別ゲスト・ハエタロウさんの姿が見えます。
心霊写真ではありません。