原宿クエストホールに
「小松政夫とイッセー尾形のびーめん生活2010」を観に行く。
ふたりは20年ぶりの共演である。
森田雄三演出の短編が6本。
女装、物真似、幇間芸など
小松の得意とする場面を随所に入れた構成・演出が楽しい。
（イラストレーション: イッセー尾形）
普段のイッセーのひとり芝居より観客の年齢層は高く、
60代70代の客がふたりの演技の間合いに笑い転げている。
大人が味わう演劇である。
舞台がはねて地下鉄で東北沢に向かう。
世田谷2番・石川湯で身体をほぐす。
副会長も僕もこのところの気候の寒暖の差のせいか、
首も肩も背中もガチガチに硬くなっている。
思った以上に柔らかい湯質でうれしい。
湯上がりには裏道小道を散歩しながら
のんびりG鮨をめざす。
三度目のライブをやり遂げた同居人、副会長を慰労するため、
カウンターを予約しておいたのだ。
心ゆくまで飲んで食べておしゃべりしていただきたい。
舞台、銭湯、散歩、寿司、雑談。
僕の好きなものばかり揃った土曜日は心底幸福である。
（文中敬称略）
