わが町がなかなか暮らしやすい町だなぁと感じるのは
こうしたコミュニケーションに出会うときである。
こども用の靴下片方をビニール袋に入れて
ぶらさげてある。
「落し物です」
別の家では木の椅子が置いてあって、
短冊にこんな言葉が添えてある。
「散歩途中で一休み
どうぞお掛け下さい」
ちょっと腰かけていきたくなるでしょ。
同居人は家の前に恐竜が置いてあるのを見つけてきた。
「恐竜がお好きな方!
どうぞご自由にお持ち帰り下さい」
その話を聞き、よっぽど家に持ち帰って
物干しに置きたいと僕は思った。
お地蔵さんくらいの大きさだと知り
物干しの床が抜けたらイカンと涙を飲んで断念した。
小さなコミュニケーションに人柄が現れる。
ブログやTwitterにもそれぞれよさがあるが、
こうした町角のコミュニケーションも愉しい。