氷河期の青空


きょうは会社で
新卒大学生のみなさんの最終面接がありました。
今年、最終面接に残った方は全部で10人。
まだまだ就職氷河期が続いているせいか、
どの顔も緊張気味です。


50社くらいの説明会に行くのは
いまや当たり前となりました。
面接に行く前にエントリーシートで落とされ続ければ
誰だって自信がなくなります。



ひとり20分ほどの時間ですが、
その人の育ってきた家庭や、
日頃付き合っている友人たちの姿を思い浮かべます。
ずいぶん練習したであろう話のすきますきまに、
こちらの質問に誘われて素顔が見えることがあります。
その瞬間に、この人と一緒に仕事をしたら
どんな感じなんだろうと急いで想像します。


自分を育て、学校に通わせてくれた両親のことも
彼らの真剣な姿につられてついつい考えてしまいます。
面接することは、面接されることなんでしょうね。



みなさんが、この世界のどこかで
青空を見ることができますように。