猫に小判、僕に小判揚げ


鎌倉で研修が終わると必ず駅前の井上蒲鉾店に寄る。
梅花はんぺん、小判揚げ、御蒲鉾の定番三品を土産に買う。
副会長の酒の肴用にも少し余分に買っておこう。



確かによそと比べて値段は張るが、使っている材料が違う。
練り物は手を抜こうと思えばいくらでも抜くことができる製品だ。
井上は原料にも製法にもこだわる。
僕は小判揚げをちょいとあぶって
ご飯のおかずや酒の肴にするのが一番好きだ。



井上に寄ることを考えると、
僕の場合、鎌倉研修の愉しさが30%くらい増す。単純なのだ。
ここのお土産を持って家に帰ると
同居人の機嫌もなぜかいい。