忙中、なめこ栽培


どうしてこんなことになっちゃんたんだろう。
確かに先週土曜日、ウチにご飯を食べにきた
演劇プロデューサーSちゃんからその名を聞きメモした覚えはある。
本のソーシャル・ネットワーク・サービス「ブクログ」のランキング
☆☆☆☆を越えた評価を得ていることも知った。
ほんのちょっとだけいじってみようと思ったら
いきなり始まってしまったのだ。
「おさわり探偵なめこ栽培キット」
iPhoneの無料アプリである。



遊び方は簡単で地下の栽培室にあるなめこ原木に
フード、照明、保温、保湿を与えて育ったなめこを収穫する。
なめこの種類によってポイントが貯まり、
そのポイントでフードを買い栽培器具をアップグレードする。
複数のパラメータを使ったしごく単純なアプリである。



しかし、さすがは☆☆☆☆+を取っている実力派アプリだけはある。
なめこを収穫するときの指のタッチ、擬音などが実に愉しい。
30種類あるなめこのデザイン、キャラクター設定も愉快だ。
なにかをやりながらやれるので
すべての時間と注意を奪われるゲームとは違う。



それにしても、
来週の出張を控えただでさえあわただしい時期に
なんでなめこを栽培しないといかんのか。
自分でも分からん。
用事のある人まで巻き込んでしまう魔力があるに違いない。
僕はきっと出張中に原木を枯らしてしまうことになるんだろうが、
いまは仕事や用事の合間にせっせとなめこを栽培している。



僕はこの場で忠告しておく。
あなたがよほどヒマを持てあましているのでなければ
決してなめこ栽培に手を染めてはいけない。